「猫と生きるもう一つの旅」
岡野薫子 著
2017年 草思社 発行

市の図書館で他市の図書館から借りてもらった。
著者は児童文学作家。
著者の「猫がドアをノックする」「猫には猫の生き方がある」は前に読んだかことがある。
この本で猫3部作は完成とあとがきに書いてある。
この本を出版したときは80代半ば。
現在は90を過ぎていらっしゃるが、猫一家を自宅で飼い始めたのが60歳の時。
その猫たちが亡くなったあと、街猫(地域猫)とかかわりを持ち、その猫たちとの交流を綴っているのがこの本。
この年代の人にありがちな、家外自由飼いで猫を飼っていた人だから、地域猫との交流も上手にできている。
そして、今では当たり前になっている不妊手術についても、そこにためらいがあるのがこのくらいの年代の人なのかもしれない。
一人暮らしで独身であれば、猫に限らずペットは、心を満たす存在であることは間違いないが、そこに、作家としての観察力と冷静さも持ち合わせている。
そして、人脈と経済力。
あちこちに自宅がありながら、80歳で3階建ての一軒家を借りられる。
それが猫の食事としてどうなのかという疑問は持つが、ホタテのバター焼きを猫に与えたりする。
う・・・ん、人間の私でもごちそうではないか!!!とよだれが出そうなことも、経済力のなせる業だ。
美味しそうすぎる。(笑)
私に永遠の命があれば、永遠に猫と暮らしたいと思うが、どこかで思い切らなければ、猫も不幸になる。
年老いて暮らせないならば、どうやって猫とかかわりを持つか・・・ということを考えるが、そのヒントがたくさんこの本にあるような気がする。
というか、私の場合はその前の段階、つまりは猫とかかわりを持ちたくても、保護活動をする人の考え方が私のそれに合うかどうかということが、クリアできなければ始まらない。
地域猫の存在がもっと日の当たるところで、当たり前になってくれればと思うが、そういう日がこの日本にくるのだろうか?
この本の中にも書かれているが猫も犬も嫌いな人は確かにいる。
それはしょうがないことだが、それが行き過ぎると、私の蘭やブーのように虐待される現実もある。
外で暮らす猫たちの全てを救うことはできないという現実が、保護活動をしている人たちの悲しみでもあるのかもしれない。

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岡野薫子 著
2017年 草思社 発行

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著者は児童文学作家。
著者の「猫がドアをノックする」「猫には猫の生き方がある」は前に読んだかことがある。
この本で猫3部作は完成とあとがきに書いてある。
この本を出版したときは80代半ば。
現在は90を過ぎていらっしゃるが、猫一家を自宅で飼い始めたのが60歳の時。
その猫たちが亡くなったあと、街猫(地域猫)とかかわりを持ち、その猫たちとの交流を綴っているのがこの本。
この年代の人にありがちな、家外自由飼いで猫を飼っていた人だから、地域猫との交流も上手にできている。
そして、今では当たり前になっている不妊手術についても、そこにためらいがあるのがこのくらいの年代の人なのかもしれない。
一人暮らしで独身であれば、猫に限らずペットは、心を満たす存在であることは間違いないが、そこに、作家としての観察力と冷静さも持ち合わせている。
そして、人脈と経済力。
あちこちに自宅がありながら、80歳で3階建ての一軒家を借りられる。
それが猫の食事としてどうなのかという疑問は持つが、ホタテのバター焼きを猫に与えたりする。
う・・・ん、人間の私でもごちそうではないか!!!とよだれが出そうなことも、経済力のなせる業だ。
美味しそうすぎる。(笑)
私に永遠の命があれば、永遠に猫と暮らしたいと思うが、どこかで思い切らなければ、猫も不幸になる。
年老いて暮らせないならば、どうやって猫とかかわりを持つか・・・ということを考えるが、そのヒントがたくさんこの本にあるような気がする。
というか、私の場合はその前の段階、つまりは猫とかかわりを持ちたくても、保護活動をする人の考え方が私のそれに合うかどうかということが、クリアできなければ始まらない。
地域猫の存在がもっと日の当たるところで、当たり前になってくれればと思うが、そういう日がこの日本にくるのだろうか?
この本の中にも書かれているが猫も犬も嫌いな人は確かにいる。
それはしょうがないことだが、それが行き過ぎると、私の蘭やブーのように虐待される現実もある。
外で暮らす猫たちの全てを救うことはできないという現実が、保護活動をしている人たちの悲しみでもあるのかもしれない。

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Last Modified : 2021-12-03