時を束ねて リボンをかけて

2021-12-12 (Sun) 23:23

「74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる」

「74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる」

牧師 ミツコ 著

2020年11月6日 すばる舎 発行


図書館で借りた本。 読了。

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この本を図書館で見つけたときに、書名ではなく「牧師 ミツコ」という著者名に興味を持った。
牧師というからには、プロテスタントだ。
ちなみに、カトリックの場合は神父。

映画を観ているとよく出てくる。牧師と神父。
違いは同じクリスチャンでもプロテスタントかカトリックかの違い。


私の友達がプロテスタントのクリスチャン。
2年前、牧師になる道を一歩歩みだしたが、コロナで、結局はいろいろなことが重なって、断念ということになった。

かなり早くから、牧師になりたいと私は聞いていたし、そのための準備も並大抵のものではなかった。
私はぐうたら人間だけれど、私とは反対の真面目な性格の友達は、そのための努力を重ねて念願だった牧師への道を歩むはずだった。
私はひそかに応援していたが、実際には娘をはじめ、通っている教会員全員の反対にあっていたのだ。
その反対を受けながらの決断だったから、本人の挫折感は相当なものだったと思う。

彼女がなりたいと言っていた牧師というものがどういうものかわからなかったから、この本を借りてきた。
私は無宗教だから、説教くさいことは嫌いなのだ。
そういう私の性格を知っているから、私は友達に勧誘されたこともないし、教会にくるように言われたことも一度もない。
そもそも彼女の娘はクリスチャンではない。
導けなかった・・と彼女は娘のことを言ったけれど、娘が洗礼を受けなかったのは、そのころ通っていた教会の牧師が嫌いだったからだと聞いている。
嫌いな人を、牧師だからと言って好きになる必要はないと私は思うから、娘の意思を尊重できる親である彼女のほうが、まともだと思っている。

この本のことを友達に聞いてみた。
牧師ミツコっていう人が書いた本で、牧師だからプロテスタントだけれど、この本知っている?と。
すると、買い求めて何度も繰り返し読んでいる・・とのこと。
本、そのものは特別なことは書いてない。
宗教を持っている人の、一人暮らしの女性の本という感じである。
宗教を抜きしても、質素で共感できる考え方の持ち主である。


普段から読書より、映画を観るのが好きだと言っているから、友達には何度も読み返すほどの本でも、私に読むようにと勧めることはない。
だけど、私がこの本を図書館で見つけて読んだことは、彼女は嬉しかったみたいだ。

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Last Modified : 2021-12-12
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