時を束ねて リボンをかけて

2022-04-16 (Sat) 23:55

ソフィアを忘れてはいない。

断捨離と整理整頓と、真面目に取り組んでいると思う。
それなのに、片付かない。
その中で、紙類はホントいらないものが多くて、整理に苦労する。
捨てていいのか捨てないでいいのか・・・。
どうしてたまっていくのだろう・・・。
この時代に。

それでも絶対に捨てられないものもある。
これはソフィアがいなくなったときに、新聞に折り込み広告と一緒に入れてもらったもの。

IMG_4322.jpg




何枚刷ったのだろうか・・。
500枚か1000枚か・・覚えていない。
会社のコピー機で印刷したのだ。
社長は何も言わず、私の必死さにむしろ協力的だった。

新聞販売店に持っていった。
ちょうど配達の人たちが、チラシを新聞に挟み込む作業をしている時だった。
料金を払おうとしたら、お金はいいから・・と言ってくれて、どの地域に入れるのかを聞かれた。
私の家の近所を中心に余ったら他の地域にも‥と言った。
あまりにも私が沈み込んでいたから、同情してくれて料金は取らなかったのかもしれない。

今でも覚えているけれど、販売店を出たときに、その優しさに思わず涙が止まらなくなった。
あの時の自分を思い出すと今も涙が出てくる。

1軒だけ連絡があって、そこは自宅からかなり離れていて、庭に現れる仔に似ていると言って老夫婦が住んでいるお宅だった。
子猫を連れて庭に現れると言われたから、ソフィアは不妊手術をしているからソフィアではないと分かったけれど、そのご夫婦がいい人たちだったので、現れるという時間まで家の茶の間に通されて待たせてもらった。
やはり違う猫だった。


毎日探し回った日々も、新聞にチラシを入れた日も、私にとっては涙と反省の日々だった。


ソフィアとは9年間しか一緒にいられなかったけれど、その反省があったから、ソフィアの分も他の猫たちを長生きさせたいと思った。

私が飼う最後の猫になったチビは18歳。
ソフィアの倍の年数を一緒にいる。
それでも、もっともっと一緒にいたい。

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Last Modified : 2022-04-17
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