時を束ねて　リボンをかけて

手紙を出した、個人で猫の保護活動をしている人からは、連絡はない。
手紙が返送されてないから、自宅に届いているのだろうが、まだ郵便受けに入ったままなのか、お身内の方が読んだかは知ることができない。

またもう一人、やはり微力ながらフードを送っていた人のブログも止まったままである。
体調の悪さをブログに載せていたから、どうしているのか・・。


一人で暮らしていて、保護活動をしている人は本当に大変だと思うから、心配ではある。
抱えている猫の数が一人では無理だと思う数だから、実に１日を猫の世話で終わってしまうような生活なんだろうと思う。

彼女たちはもしかしたら、私が陥ったかもしれない人達である。

私は、若かったころは何匹でも飼えると思っていた。
そうならなかったのはたくさんの理由があるが、兄弟が次々に亡くなって、私自身長生きはしないと思ったこともその一つである。
自分の年齢を考えて、つまり猫を育てることを終える年齢を逆算して、深追いはしないことにしたのだ。

もっとも私は、自宅の庭に現れた猫だけを育て、わざわざ保護活動をするために積極的に外に出るということはしなかった。
ファンだけは、夜に風に乗って途切れることのない鳴き声が聞こえ、それがいつまでも止まなかったので、探しに行った。
もしかしたら、どこか縁の下にもぐるかもしれないと思い、懐中電灯を持ってバスタオルを頭にかぶって出かけた。
ファンは近所のブロック塀の上にいた。
乗せられたのか登ったのか、ホントに小さい子猫だった。
私が声をかけると、そのブロック塀を走ってきて、私の胸にジャンプした。
まったく、手がかからず捕まえることができたのだ。

里親探しも何度もしたが、これがまた難しくて成功例はない。
だから、一人で保護活動をしている人に思い入れは強い。
私だったかもしれない人たち。


私はFacebookもTwitterもInstagramも興味がなくて、唯一ブログだけである。。
私のお気に入りのブログは、更新が途絶えた人も多くて、１年以上ほおっておかれているブログが実に多い。
先月、しばらくお休みしますという告知を載せたお気に入りの人はそのうち復活するだろうが、ほとんどが突然途絶える。
読むのが楽しみだったブログの人たち・・・。
コメントも残さず、つながりは何もない見知らぬ他人だけれど、「お元気ですか？」という思いでいる。


　　　　　


　　　　　　今は姫　昔は野良の　愛猫の　寝顔が癒す　わたしの一日
　　　（いまはひめ　むかしはのらの　あいびょうの　ねがおがいやす　わたしのひとひ）


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