時を束ねて リボンをかけて

2022-06-03 (Fri) 23:32

眠れない日。

眠れない日が続いている。。

一昨日、ブログをUPしてから、いつも訪問している人のブログがUPされていることがわかったが・・・。
3月19日から更新が途絶えていた人で、とても心配していた。

昨年、ゴンとミケのフードを貰ってもらった人のうちの一人だ。
彼女の保護活動を知ったのは、かなり前である。
9年くらい前で前の家に住んでいた時である。
その頃の私は多頭飼いで、病気の仔もおり、食べてくれるフード買っては試すという生活だった。

そんな時に見つけたブログで、開封済みのフードでも受け付けると書いてあった。
連絡を入れると、開封済みのフードでも1日で消費できるというので、新品のものも含めて送ったのが最初だ。

前にも書いたと思うが、私は団体よりも個人で活動している人を心情的に応援している。
それは、これも前にも書いたと思うが、私だったかもしれない人たちだからだ。
私は、自分の家の庭に捨てられた仔しか保護してないし、範囲を広げる活動はしていないから、苦難の中でも必死に保護活動をしている個人活動家に、無意識に負い目を感じていたのかもしれない。
私も本格的に保護活動に力を入れたいと思ったこともあるが、私はただの猫好きというだけで満足することを選んだ。
私は元々いいかげんだし、根性もなければ努力もしない人間だからだ。


ただ、私の持論として、個人で活動している人は、あとを引き継いでくれる人がいない限り、どこかで線を引かなければならないと思っている。
それでなければ、年を取ってまでの活動は無理がくる。
身体的にも経済的にも。
周りに理解してもらえないことも多いし、終わりがなく、そして孤独だ。
人は他人の孤独には気づかないものだから。


彼女に対して決して定期的にではなく、不定期だったが、細々と支援のフードを送っていた。
相手からすれば忘れたころに届くという感じだったと思う。
ブログを読むたびに抱えている猫の数の多さに胸が痛んだが、私ができることは限られていた。
ただ、私に猫がいなくなったら、その人はフォスターペアレントも募集していたから、私はそれをやりたかった。

3月19日にブログの更新が止まる前、体温が上がらないという体調不良の記事を読んでメールを送ったが、返事はなかった。
ずっと更新されるのを待っていたが、一昨日UPされたブログは、書いたのが本人ではなく、内容は訃報だった。

旦那さんを亡くされていたことは知っていたが、お子さんがいないことは知らなかったし、更新されない間、たぶん入院したとは思っていたが、まさか亡くなるとは思わなかった。
65才だった。

家の中にいた猫たちは、ある保護団体が引き受けてくれた。
他に世話している外猫の数も含めると、相当数だが、その仔たちにも手を差し出してくれた団体がみつかっている。
一歩間違えば多頭飼い崩壊としてニュースになりかねなかった事態だったが、手を差し伸べてくれた人がいて本当に良かったと思う。

その訃報の記事を読んでからずっと眠れなかった。

今頃は亡くなったご主人と保護して逝った猫たちと虹の橋で再会していると思う。

遠くに住んでいるから、何も役に立たなかった私は、なんだか辛くて、昨日今日と苦しさで胸が押しつぶされるような気持ちで過ごした。
昨日は、キリンチャレンジカップだったが、普段ならオ~とか、よし!とかゴールするたびに一人ではしゃいでいただろうが、あれほど楽しみにしていたのに気持ちが沈んだままだった。

人の命はこんなにもはかない。

心からご冥福をお祈りします。

合掌。


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Last Modified : 2022-06-03
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