時を束ねて リボンをかけて

2022-08-29 (Mon) 23:40

ゴッキーかと思った。

昨日、雨が降る前に雑草を抜こうかなと思い、玄関のドアを開けたら、郵便受けの端に黒い物体。
あわててドアを閉め、冷凍スプレーを持った。
殺虫剤はシューズボックスの隣に並べてある。

そっとドアを開けたら、まだ居る。
その時まで、黒い物体がゴッキーだと思っていた。

ん・・・動かない。
でよく見るとクワガタだった。
小さい・・・。
あわてて必殺一撃冷凍スプレーを噴射しなくてよかったと安堵した。

KIMG3036 (1)


ここで暮らしてから、クワガタを見たのは初めて。
なんだか田舎を実感させてくれる。

全く動かないので、そのままにしておいた。

3時間くらいしてから、気になって見に行ったら、まだいる。
ええっ!死んでるの~と思ったから、じっとみた。
足が動いている。
この郵便受けの少しの隙間に挟まってしまったのだろうか・・・と思った。
私はクワガタでも手で触れないから、隣家の庭のなんのツタかは分からないが、我が家のフェンスに侵入している部分をちぎって近づけた。
すると、いとも簡単にその蔦に足を絡めて移った。

そのまま隣家の枯れた紫陽花の上に乗せた。

そして動かない。
まあ・・とりあえずこれでいいだろうと思った。

KIMG3049.jpg



今朝、もしかしてまだ居るだろうか‥と思ってみたらいなかった。




隣家のご主人が亡くなってから、姪御さんにいただいたタマスダレの花がやっと咲いた。
ひっそりと控えめに咲いていた。
ありふれていて似たような花はたくさんあるが、この形と色と小ささは私好みだ。
増えてくれればうれしい。

KIMG3058.jpg


隣家の庭は今や雑草だらけになっているが、それでもこのタマスダレだけは我が家に引っ越してきた。

どんなに手入れされていた庭でも、空き家になれば雑草だらけになる・・というのが現実だなあ・・・と思っていた。
そう思っていたから、庭に興味が持てなかった。
虫も嫌いだし。
しかし、他人に褒められたくて庭の手入れをするわけではないのだから、自分が死んだ後のことなんて考えてもしょうがない。
少なくとも私は自己満足のために庭の雑草を抜く。
私が生きている間は、私の体が動く間は、庭の花に癒されるのも悪くないと思えるようになった。
ぼーと庭を眺めている時間も、私には必要だと思えるようになった。
そういう考えになったから、散歩の途中で見つけるよそのお宅の庭の花や、道端に咲いている花にも興味を持つようになった。




昨日も今日も涼しい。
風は秋になりつつある。
今年の猛暑をチビは乗り越えることができたのだろうか?
18歳の老猫には過酷な夏だった。
またぶり返しの暑さが来たらどうしようと思いながら、猫部屋の猫座布団の上にいるチビを見ている。

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Last Modified : 2022-08-29
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