「護られなかった者たちへ」
映画COMの解説
ベストセラー作家・中山七里の同名ミステリー小説を「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の主演・佐藤健と瀬々敬久監督のコンビ、阿部寛の共演で映画化。
東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生した。
被害者はいずれも善人、人格者と言われていた男たちだった。
宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。
そんな中、利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。
利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こしたて服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だった。
犯人としての決定的な確証がつかめない中、第3の事件が起こってしまう。
佐藤が容疑者の利根役、阿部が利根を追う刑事・笘篠役を演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らが脇を固める。
2021年製作/134分/G/日本
配給:松竹
Amazonプライムビデオで少し前まで有料だったのに、会員無料になっていたので「護られなかった者たちへ」を観た。
震災と生活保護と犯罪と。
詰め込み過ぎてちょっとばらけているかな。
レビューを読むと、原作とは別物の作品に仕上がっているようだが。
それでも暗く重いテーマを取り上げていて、見ごたえはあった。
この映画は悪人はいない。
明らかに悪者という人はいない。
だからこそ、テーマが重すぎた。
ちょっとネタバレをすれば・・・
倍賞美津子さん演じる女性には離婚歴があって子供もいた。
しかし別れてから一度も会ってはいない。
生活保護の申請をすると、援助ができるかどうかその子供に連絡が行く。
子供に申請を知られたくなくて、結局は申請が通るのに辞退する。
その結果、餓死する。
生活保護の不正受給の実態をもっと多く入れ込んでいたのなら、その対比として本来受給できる人ができないということがクローズアップできたかもしれない。
前にブログにも書いたが、私の友達も、別れた夫が生活保護を申請して、娘に連絡が来た。
赤ちゃんの時に別れたのだが、娘が小学生くらいまでは養育費も送られてきたし、時々会っていた。
プツンと連絡が途絶えて、それから娘が大人になって働いている時に、父親が生活保護の申請をしたことを知った。
友達が怒っていたのは、別れた夫が生活保護を申請したことではなく、提出する書類に、赤の他人の関係になっている彼女の収入を記入する部分があったことだ。
娘の収入だけは記入して、自分の分は記入しないで書類を送った。
そして援助はできないと添えて。
それから何年後だろうか・・・。
別れた夫が亡くなって、また役所から娘に連絡が来た。
今度は遺骨の引き取りについてだ。
私の友達はクリスチャンだし、自分が死んだらその教会の共同墓地に埋葬されたいと願っている。
そうなると遺骨を引き取っても宙に浮く。
もっと不幸なことは遺骨は別れた夫だけではなかった。
その両親のものもあったことだ。
別れた夫は、両親の遺骨を持っていた。
彼女の娘にとっては、会ったこともない祖父母。
連絡が取れなくなっていた父親
血が繋がっているというだけで、娘に3体の遺骨の引き取りを問うのは、あまりにも酷だと思う。
だからそれも断ったのだ。
元夫の親戚の居場所を知らせて、そっちに相談してほしいと役所に言ったそうだ。
私のように生活保護以下の生活をしていると、例えば児童相談所もそうだが、現場が人手不足で忙しすぎるならば、国会議員数を減らせばいいと思う。
反社の宗教団体に票を頼むような議員はいらない。
同じく、Twitterを使って、それが仕事かのように吠えまくっている議員もいらない。
国会議員の数を減らして、その歳費を現場の職員を増やすことに使ったほうがはるかにいいと思っている。

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ベストセラー作家・中山七里の同名ミステリー小説を「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の主演・佐藤健と瀬々敬久監督のコンビ、阿部寛の共演で映画化。
東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生した。
被害者はいずれも善人、人格者と言われていた男たちだった。
宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。
そんな中、利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。
利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こしたて服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だった。
犯人としての決定的な確証がつかめない中、第3の事件が起こってしまう。
佐藤が容疑者の利根役、阿部が利根を追う刑事・笘篠役を演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らが脇を固める。
2021年製作/134分/G/日本
配給:松竹
Amazonプライムビデオで少し前まで有料だったのに、会員無料になっていたので「護られなかった者たちへ」を観た。
震災と生活保護と犯罪と。
詰め込み過ぎてちょっとばらけているかな。
レビューを読むと、原作とは別物の作品に仕上がっているようだが。
それでも暗く重いテーマを取り上げていて、見ごたえはあった。
この映画は悪人はいない。
明らかに悪者という人はいない。
だからこそ、テーマが重すぎた。
ちょっとネタバレをすれば・・・
倍賞美津子さん演じる女性には離婚歴があって子供もいた。
しかし別れてから一度も会ってはいない。
生活保護の申請をすると、援助ができるかどうかその子供に連絡が行く。
子供に申請を知られたくなくて、結局は申請が通るのに辞退する。
その結果、餓死する。
生活保護の不正受給の実態をもっと多く入れ込んでいたのなら、その対比として本来受給できる人ができないということがクローズアップできたかもしれない。
前にブログにも書いたが、私の友達も、別れた夫が生活保護を申請して、娘に連絡が来た。
赤ちゃんの時に別れたのだが、娘が小学生くらいまでは養育費も送られてきたし、時々会っていた。
プツンと連絡が途絶えて、それから娘が大人になって働いている時に、父親が生活保護の申請をしたことを知った。
友達が怒っていたのは、別れた夫が生活保護を申請したことではなく、提出する書類に、赤の他人の関係になっている彼女の収入を記入する部分があったことだ。
娘の収入だけは記入して、自分の分は記入しないで書類を送った。
そして援助はできないと添えて。
それから何年後だろうか・・・。
別れた夫が亡くなって、また役所から娘に連絡が来た。
今度は遺骨の引き取りについてだ。
私の友達はクリスチャンだし、自分が死んだらその教会の共同墓地に埋葬されたいと願っている。
そうなると遺骨を引き取っても宙に浮く。
もっと不幸なことは遺骨は別れた夫だけではなかった。
その両親のものもあったことだ。
別れた夫は、両親の遺骨を持っていた。
彼女の娘にとっては、会ったこともない祖父母。
連絡が取れなくなっていた父親
血が繋がっているというだけで、娘に3体の遺骨の引き取りを問うのは、あまりにも酷だと思う。
だからそれも断ったのだ。
元夫の親戚の居場所を知らせて、そっちに相談してほしいと役所に言ったそうだ。
私のように生活保護以下の生活をしていると、例えば児童相談所もそうだが、現場が人手不足で忙しすぎるならば、国会議員数を減らせばいいと思う。
反社の宗教団体に票を頼むような議員はいらない。
同じく、Twitterを使って、それが仕事かのように吠えまくっている議員もいらない。
国会議員の数を減らして、その歳費を現場の職員を増やすことに使ったほうがはるかにいいと思っている。

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Last Modified : 2022-10-05