時を束ねて リボンをかけて

2022-10-15 (Sat) 23:50

「87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし」

「87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし」

多良 美智子 著

2022年3月30日 (株)すばる舎 発行

図書館から借りた本  読了

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図書館に予約したときは先約が6人いて、予約したことを忘れていたくらい長く待った。
私の後にも予約者がいることを知り、人気本だということを知った。

お孫さんと一緒に立ち上げたYouTubeチャンネルを持っている。
なんと!人気ユーチュバーだった。
「Earth おばあちゃんねる」

でも、書籍のほうが私にはしっくりくる。
この手の本は、私のようないいかげんな人間には、自分のダメさを再確認するという(笑)本になる場合がほとんどだ。
しかし、この人の暮らしは好感が持てる。


第1章 87歳、古い団地でひとり暮らしを愉しむ
第2章 調理は簡単に 食事を愉しむ
第3章 無理せずマイペースに 健康維持を愉しむ
第4章 ひとりの醍醐味 家時間を愉しむ
第5章 つかず離れずで 人付き合いを愉しむ
第6章 メリハリを持った お金の使い方を愉しむ
第7章 将来を心配し過ぎず 今を愉しむ

9歳年上のご主人を亡くされたのが79歳の時。
自宅で看取り、花も写真も家族で用意して、祭壇は作らず、団地の自分の家で葬儀をして費用が22万円。
手作りの葬儀という感じで、あたたかさが伝わった。

80歳でピアスを開けたり、写真もあるがおしゃれな人だ。
私は右に1個左に2個ピアスの穴があいているが、それすら忘れていたからもう塞がっているかもしれない。(-_-;)

昭和9年生まれというのは、私の元姑と同じ年だ。
元姑も、おしゃれな人だったが、離婚してから一度も会ってないけれど、見栄っ張りな人だったから、もしかしたら対照的なタイプかな。

賃貸の団地で、半世紀以上もそこで暮らしてきた。
私も離婚後はおなじ3DKの古い県営住宅に住んでいたが、エレベーターもない私は5階だったが、この人は4階。
なんだか読んでいて懐かしかった。
モノは多いけれど、スッキリと片付いた暮らしをしている。

「この部屋で死ぬ」という気概をもっているところが、いいなあ。
施設がどうとかそういう後ろ向きのことは、考えていないところがいい。


早々と私には無理と諦めるのではなく、このいいかげんに生きている私でも頑張って生きていけるかな?と思えた本だった。

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Last Modified : 2022-10-15
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