時を束ねて　リボンをかけて

今日は寒かった。
おまけに雨も降っていたから、何もする気がせず、ゴロゴロ猫並みの睡眠をとってもいくらでも眠れる。

いつも訪問している人のブログ。
「呑気じいじのひとり言」
昔から読んでいる
一人暮らしの93歳。

「小さな二つのパン」という記事が、私の琴線に触れた。

昔から読んでいるから奥様がアルツハイマーになり、自宅で介護をしていたが、いよいよ手に負えなくなって施設に入った時のことも知っている。
自宅で介護していた時の記事で、一番私が気にいっているのは、奥様に自宅で白髪染めをしてあげたこと。

私は結婚は失敗しているが、こういう夫婦の姿がとても羨ましいと素直に思う。


奥様がお亡くなりになった時は、息子さんの元に行くかと思ったが、いまだに一人暮らしを続けている。
そしてご遺骨をそばに置いて、奥様に話しかけている。
一人暮らしだから貫ける生き方もある。


ブログの記事の中でしか知らない人ではあるが、そういう人からでも学ぶことがある。
何気ない文章から。
承認欲求の強いブログ記事は、読んでいて疲れるが、私のように無駄に時間を過ごしている怠けものにとって、ほっとするような記事に出会えることは、とても大切なことなのだ。

市井の人の中にこそ、学ぶべき人は多い。



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