時を束ねて リボンをかけて

2023-04-30 (Sun) 23:47

貧乏自慢をして笑いあう。

友達から電話が来て、相変わらずのくだらない話をしていたのだが、彼が「俺は子供ころから食うか食わずかの貧乏育ちをしたのに、年取った今も貧乏だ」と言ったので、お互い、あはは~と笑った。
私も「私もさあ・・結婚したときは玉の輿だと言われ、離婚しときは玉の輿だったのに~と言われ、その挙句、今はものすごく貧乏だよ」と言って、またお互い、あはは~笑いあった。

彼のお孫さんが結婚したのだそうだ。
男の子と女の子がいるからどっちの孫?と聞いたら女の子だった。
一度会ったことがあるが、明るくて素直ないい子だった。
式は挙げず、今、××県の○○市に住んでいるのだそうで、お祝い金は渡していないそうだ。
娘からもいらないと言われ、孫からもいらないと言われ、だから渡してないと。
娘からは旦那の親からももらってないからと、言われたそうだ。
孫からは、海外に新婚旅行は行くから、お祝い金をもらうと、お土産を買って来なければならなくなるし、それが面倒だと言われたと。

何といい孫なんだろうろうねえ・・・。
実は負担をかけたくないという心情が隠れているのかもしれないよ…と言った。
娘さんも、さばけていていい。

お祝い金もくれないなんて~と騒ぐ娘や孫でなくてよかったじゃないの~言った。

ちなみに彼は20歳で結婚している。
つまりは20歳で父親になり、40代でおじいちゃんになった。

彼の母親に聞いたところによると、彼は高校を卒業してから、行方不明になった。
高校は山の中から通えず、下宿をしていたそうだが、卒業してから行方が分からなくなり、探して見つけたら結婚して子供までいた。
キャバレーのボーイをしていて、奥さんは同じ年のホステスさん。
反対も何も、もう子供までいたので親を仰天させた。
そこから、妻子を養うためにある職人に弟子入りして、手に職をつけて独立した。

だから彼は国民年金である。
厚生年金である私をいいなあ…というが、あれだけ必死に働いてきたのにもらえる年金は雀の涙よ。
お互いの年金額は知っているが、それでもどんなに貧乏で、生活保護以下の生活をしていたって、生活保護をもらってないだけいいと思うしかないねえ…という結論に達した。

貧乏自慢はきりがないくらいに、実は話は盛り上がる。
彼と話をしていて楽なのは、見栄を張らなくてもいいからなのかもしれない。
そしてお互い笑いのツボが同じところか。

にほんブログ村 猫ブログ 猫と一人暮らしへ
にほんブログ村
 
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ
にほんブログ村


シニアライフランキング

スポンサーリンク

Last Modified : 2023-04-30
[serene_resp3c] Designed by *Essence