時を束ねて　リボンをかけて

いつまでも誰が置いたかわからない鎌を持っているのも嫌だし、空の塗料缶もたまり、ビン類の処分もあったので、市の焼却センターに行くことにした。
枝はらいをした枝や雑草も完全に枯れたので、袋に詰めて持っていくことにした。
枯れた枝は45リットルのゴミ袋が２つ。

そういう用意をしていた時に、近所の奥さんのピンポーン。
何かと思えば、チラシを渡されて「認知症予防の知識づくり」のイベントがあるとのこと。
それが訪問時９時４５分。
開始時間は１０時。
始まるまで15分しかない。

で、主催者が、市にある老人ホームとその人の息子さんの勤め先の共同主催で、息子さんは上の地位にあるらしい。
「お母さん、誰か知っている人がいたら、チラシを渡して人を集めてほしい」と頼まれたのよ～と言う。
今の時間になっても、人が集まらないのだろうか・・。
バタバタして、慌てていて、途中から来てもいいし、途中で退室してもいいから～と言いたいことを言って帰った。

う・・・ん。
急に言われても私も予定がある。
予定がなくても行きたくない。
こういうのが一番困る。
友だちでも何でもない人の、こういう誘いは迷惑以外の何物でもない。
その奥さんとはちょくちょく話すが息子は会ったこともないし、何の義理もない。

そもそも、人が集まらないからと言って、「サクラ」を集めて、どうするのだ。
数だけ集めて催しは大成功と自己満足するだけになると思うが。
人が集まらなくても、もしかしたらとてもいい催しなのかもしれないし、真剣に話を聞きたいという人が一人でもいれば、それでいいだろうと私は思う。

言いたいことを言われて、あっけにとられたが、行くとは言わなかった。
だから行かなかった。
会場までの行き方は教えてくれたが、そこまでの興味が持てない。
一度そういうことに付き合ってしまうと、２度目も３度目もあるような気がする。
それで、何か言われたら、それはそれでいい。
私はそういう付き合いはしない人間だとわかってくれるのが一番いいけれど。

私は認知症予防の知識づくりをしなくても、もうすでに認知症かもしれないし。(;'∀')

宗教のお誘いと同じくらい、迷惑だった。



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