時を束ねて リボンをかけて

2023-11-09 (Thu) 23:09

自由と孤独と。

浴室の電気が切れて、ガス会社の担当者につけてもらったことは前に書いた。
その時に、冗談ぽく、内心本気で、「お客さんのところで柿の木がある人がいて、採る気のない人がいたら、貰ってきてね」と言っておいた。
柿が大好きで、今年は干し柿作りをしたいのだと。

そうしたら、柿をもらったと先週の土曜日に届けてくれた。
紐がかけられるように、枝がTになっている。

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ずっと暖かかったから、暖かいとカビると友達から聞いていたから、今日やっと気温も下がり、これからも下がるような天気予報だったので、干した。
家の周りには小鳥の声がうるさいくらいだから、鳥につつかれるかもしれないと思い、干しカゴで干すことにした。

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失敗するかもしれないが満足している。


で、その時にいろいろな話をしたのだが、ちょうどお昼になったので、焼きそばを作った。
2食分のそばを使ったのだが、私はホント少食になり、前は1人前をペロリだったのに、半分も食べられず、ほぼガス会社のお兄ちゃんが完食した。
キャベツの中にそばがあるという感じで、キャベツたっぷりにして、私はソースはウスターソースを使うのだが、美味しい美味しいと言ってくれた。
こんなものでいいのなら、野菜不足だと感じたときは、いつでも作ってあげるからおいで~と言ったのだ。

で、またいろいろ話をしていたのだが、ふと、私のことについて聞いてきた。
今まで聞かれたこともなかったし、だから自分から話したこともなかった。
相手によっては聞かれても話さないこともあるが、彼には質問には答えた。
つまり、私の今に至る歩みとそれに伴う人生観、死生観みたいなものだけれど・・・。

私は今ホント自由に生きているけれど、それって孤独でもあることだから。


そう話したときに、彼が
「違います。ソフィアの母さんは、自由です。僕は孤独です。」と言った。

ええ!その言葉に絶句してしまった。

そして、もう一度「僕は孤独です。」と言って下を向いた。

なんでそんなふうに思うの?と聞けばよかったのかもしれないが、聞かなかった。
私は人から話を聞きだすということは苦手で、話してくれたら聞くという感じでいる。

ただ、今の最後の猫のチビがいなくなって、もっと年を取れば、私は本格的な孤独と闘わなければならなくなると言った。


もしかしたら、どうして孤独だと思うのかと聞いてほしかったのかもしれないが、彼の表情を見ると、硬くて、たぶんその時は聞いても話さなかったと思うのだ。
失恋したとか彼女と別れたとかの話なら、彼は明るく話せるタイプだと思うから、そういうことではないだろうから、いつか話したくなったら話すだろうと思う。
その時に上手にアドバイスができるかどうかは自信はないが。

しかしだ。
こんな若い子が、孤独という言葉を使うとは思わなかった。
いつも、明るくて好青年で、冗談いいあっているのに、まともに孤独と言う言葉を使われると、ホント面食らった。

そして、人は多分普段は意識していなくても、自分は孤独なのだと正面にそれを置くこともあるのだと思った。


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Last Modified : 2023-11-09
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