時を束ねて リボンをかけて

2023-11-14 (Tue) 23:39

自分らしく。

先週の木曜日に放映された「ナゼそこ?」を、録画していたので、今日観た。
テレ東の番組では、「ナゼそこ?」と「家ついて行ってイイですか?」は必ず録画しておいて、時間があるときに観る。

先週の「ナゼそこ?」は住民一世帯だけという特集だった。

この番組はナレーションで必ず「波乱万丈の人生ドラマが!!!」と頻繁に出てくる。


徳島県の標高570mの行き止まりに集落一世帯だけ、92歳の女性が一人で住んでいる。
体が弱くて、結婚はしなかったらしいが、とても言葉遣いが上品な女性である。

14匹の猫を外飼い、名前は全部「シロ」。
1ヶ月にキャットフード5袋使うと言っていた。
野菜を育てているのはもちろんだが、ピアノを弾いたり、それなりに充実しているように見えた。

次の一世帯は、北海道礼文島の北の端の集落に一世帯、92歳の男性が一人。
集落最後の人。
この人は、どの局だったから忘れたが、(たぶんNHKか?)特集されていたので観たことがあったので、知っていた。
なかなかユニークな男性である。

最後が、長野県の山奥の集落の一世帯だけの一人暮らしの80歳のドイツ人の女性。
この女性は、運転する車がマニュアル車だった。
この年でマニュアル車を運転するのは珍しい。
コツも必要、技術も必要。
ちなみに私の免許はオートマ限定ではないので、マニュアル車も運転できる。

この女性は築100年以上の家に暮らし、電気は通っているがガスも水道もない。
かまどを使って、薪で火をおこし、水道は山の沢水。
ラジオもテレビも携帯もない暮らし。
電話はダイヤル式。

徳島の女性の家もダイヤル式だった。


先日、ゲオで借りた「ワイルドスピード・ファイヤーブースト」という映画は、全編がCGだらけの映画だったけれど、その中にダイヤル式の電話が出てきて、おっ!なぜにここだけ?と思ったばかりだった。

私も一時期ダイヤル式の黒電話がおしゃれなような気がして、わざわざ使っていた時期があった。
電気代もかからないし。
今は固定電話はないけれど。


ラジオもテレビも携帯もない生活が、とても優雅にみえて、ゆっくりと時が流れている暮らしというものは、もしかしたらこういう暮らしなのかもしれないと思えた。
ドイツのパンを焼き、時間をかけてコーヒー豆を亡くなったご主人手作りのミルで引き、口にしている彼女は、とてもかわいらしい。

その女性も猫を飼っている。

見栄を張ることもなく、自然の中で工夫しながら生活している。

そして実は私はこういう暮らしにあこがれている自分に気が付くのだ。
人間生きていくうえで、必要なものは案外少なくていいのだと思える。

ミニマリストにはなれないし、他人のようには生きられないが、何とか自分らしく生きたいと思っている。

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Last Modified : 2023-11-14
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