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人生は人生だから。

2018-02-04 (Sun) 22:21

今日は太陽が出た。
時々曇ったりはしたが、洗濯をして干して~を繰り返した。
暖かくて日中は一度も暖房を入れずにすんだ。
こういう日が続けば、春が来るんだなあと思えるのだけれど。


引きこもり冬眠の時の私は、ほとんどDVDを観ている。
ゲオで宅配のレンタルDVDの契約をしているのだが、それとは別に時々セールがある。
旧作50円というときに、まとめて借りる。
ほとんどアクションかサスペンスか戦争ものなのだが、たまに予告編にひかれて借りるものもある。
その中で「母の身終い」というフランス映画の紹介を。
お勧め度は低いけど。


文字通り身じまい。
フランスでは自殺ほう助は認められてないから、合法のスイスでそれを行う。
映画は、決心した後の母親の日常をたんたんと映しているだけだから、それを選択するまでの心の葛藤などは描かれていない。
服役していた、気持ちに素直になることのできない中年の息子が、出所して母親の元に戻り(ころがりこんで)、余命少ない口うるさく老いた母親と一緒に生活をするのだが、仲がいいというわけではなく重苦しい暮らし。
子供の目線で見れば、何事にもきちんとした母親はうっとうしいだろうし、母親の目線から見れば、やっと見つけたゴミの分別作業の仕事もやめてしまい、「あんな仕事」という息子はやはりうっとうしいと思う。
「ここは私の家よ!」と母親が息子に怒鳴るシーンが2度ほどあったかな。
まあ、私でも言うと思う。
それでも息子のために食事の用意をして、この映画は食事のシーンがやたら多い。
その日を迎えるまでの、互いに感情表現が不器用な親子の暮らし。
愛情表現の苦手な母と息子の頑固さは、その頑固さを持つことで心の均衡を保っているかのようだ。

最後があまりにあっけなくて、まあ、可もなく不可もなくという感じで見終わった。
息子のゆきずりの恋は盛り込む必要はないと思ったし。
ただひとつ、「あなたの人生は幸せでした?」と問われるシーンで、母親が「人生は人生だから」と答えるこの言葉は、いかにもフランス映画らしい奥深さを感じた。


ニュース番組の特集だったか、ドキュメンタリー番組だったか忘れたが、このスイスの安楽死の実態を私は観て知っていたので、その時の衝撃と感動があったから、この映画の終わり方はないだろうと思った。
スイスのいくつあるかわからないが、自殺ほう助の団体からクレームが来てもいいような映画の終わり方だ。
映画を観た人が、これらの団体の存在を、間違って受け止めないといいけれどと思ったほどだ。



そして映画を観ながら、フランスといいながも、庶民の食事は意外と質素だと思った。
パンとあと一皿くらいだ。
これが普通なんだろうと思うと、私の質素さも安心する。

これは予告編に騙されたという気がする映画だったが、予告編はこちら。






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最終更新日 : 2018-02-04

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