私が引っ越してきたときに、近所に親しくなった女性がいて、現在は近所にいないのだが、その人からワンコおじさんのことは聞いていた。
ワンコおじさんは息子さんともども、ある宗教に入信している。
ある日、その人の家に幹部を連れてきて、その人は家に上げることを何とも思わない人なので招き入れた。
それから、かなりの時間勧誘された。
彼女は入信はしなかったけど。
だから私は、ワンコおじさんが宗教を持っていることは知っている。
その話を聞いていたから、いつか私の家にも勧誘に来るだろうと思っていた。
そうして、昨日来たのだ。
ドアを開けると、「今日は私がお世話になっている人を連れてきたので~」と明るく言った。
その人を見ると40代くらいで手に新聞を持っている。
今まで何度も私の家のポストに勝手に入れられていた新聞だ。
どこの誰が入れて行くのだろうと思っていたが、ワンコおじさんだったのか。
私はすかさず言った。
「申しわけないけれど、宗教の話なら、私は無宗教だから聞けないわ」と。
するとその男性は、「最初は誰も無宗教なんですよ」と返してきた。
その返し方は、さすが幹部。(笑)
「最初は無宗教で今も無宗教なのよ」
「でも、親御さんなんかのお墓はあるでしょ。」
「そうですね、親のお墓のある寺は▲▲宗です」
「わたしも昔は▲▲宗だったのですよ」
親のお墓があるお寺はその宗派だから墓地を買ったのではなくて、買った墓地がたまたまその宗派だったというだけだから、もともと思い入れは私も親もない。
兄弟は違う宗派だし。
深く考えたこともない。
ここで私は、これはまずいと気がついた。
こんな話題から、うまく話に乗せられて長引きそうだと感じた。
だから、私は新聞を指して「それを一応預かります。ドアを開けておくと猫が逃げてしまうから。」と言って話を打ち切った。
つまり、家には入れませんってことだ。
そういうそっけなさにワンコおじさんのほうがびっくりし、あわてて、「ああそうだね」と言った。
今までの私ではない私を、しっかりとワンコおじさんに見せた。
その幹部は新聞を渡すときに、最後のページを読んでください。体験者の文章がありますから。と言った。
私は「はい」ではなく「はい、はい」と言った。
そして、私がドアを閉める寸前に、「○○○○だけが世界を救うのです!」と言ったのだ。
はあ?私は思わず相手の目を見て、それからドアを閉めた。
先日、泊まりに来た友達はプロテスタントで洗礼を受けている。
彼女とは何十年も付き合っているが、その間、私に聖書を読めとか教会に来てとか、私に入信を勧めたことは一度もない。
それどころか、彼女の自宅にも他の宗教の勧誘員がくるが、うちは結構ですと断るけれど、他の宗教をケナしたことも、悪く言ったことも一度もない。
彼女にとって宗教は、人それぞれという考え方に徹している。
それは私も同じ考えだ。
私のように無宗教の人間もいれば、宗教を持っている人もいる。
それを私は尊重する。
だけど、自分の宗教を押し付けられるのは、私は断固拒否する。
読めと言われた新聞の最後のページの信者の体験談は、身内がその宗教のおかげで良い臨終を迎えたというものばかり。
読むだけで疲れるから他のページは読まない。
ワンコおじさんが私に強く入信を勧めたら、これははっきりと断るが、だからといってこれから大人げなく口もきかないというふうにはならない。
「○○○○だけが世界を救うのです!」と言われた時に、思いっきりボケをかませばよかったかな?
「いいえ、世界を救うのは『ウルトラマン』です!」
まあ、アベンジャーズでもいいんだけれど。

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ワンコおじさんは息子さんともども、ある宗教に入信している。
ある日、その人の家に幹部を連れてきて、その人は家に上げることを何とも思わない人なので招き入れた。
それから、かなりの時間勧誘された。
彼女は入信はしなかったけど。
だから私は、ワンコおじさんが宗教を持っていることは知っている。
その話を聞いていたから、いつか私の家にも勧誘に来るだろうと思っていた。
そうして、昨日来たのだ。
ドアを開けると、「今日は私がお世話になっている人を連れてきたので~」と明るく言った。
その人を見ると40代くらいで手に新聞を持っている。
今まで何度も私の家のポストに勝手に入れられていた新聞だ。
どこの誰が入れて行くのだろうと思っていたが、ワンコおじさんだったのか。
私はすかさず言った。
「申しわけないけれど、宗教の話なら、私は無宗教だから聞けないわ」と。
するとその男性は、「最初は誰も無宗教なんですよ」と返してきた。
その返し方は、さすが幹部。(笑)
「最初は無宗教で今も無宗教なのよ」
「でも、親御さんなんかのお墓はあるでしょ。」
「そうですね、親のお墓のある寺は▲▲宗です」
「わたしも昔は▲▲宗だったのですよ」
親のお墓があるお寺はその宗派だから墓地を買ったのではなくて、買った墓地がたまたまその宗派だったというだけだから、もともと思い入れは私も親もない。
兄弟は違う宗派だし。
深く考えたこともない。
ここで私は、これはまずいと気がついた。
こんな話題から、うまく話に乗せられて長引きそうだと感じた。
だから、私は新聞を指して「それを一応預かります。ドアを開けておくと猫が逃げてしまうから。」と言って話を打ち切った。
つまり、家には入れませんってことだ。
そういうそっけなさにワンコおじさんのほうがびっくりし、あわてて、「ああそうだね」と言った。
今までの私ではない私を、しっかりとワンコおじさんに見せた。
その幹部は新聞を渡すときに、最後のページを読んでください。体験者の文章がありますから。と言った。
私は「はい」ではなく「はい、はい」と言った。
そして、私がドアを閉める寸前に、「○○○○だけが世界を救うのです!」と言ったのだ。
はあ?私は思わず相手の目を見て、それからドアを閉めた。
先日、泊まりに来た友達はプロテスタントで洗礼を受けている。
彼女とは何十年も付き合っているが、その間、私に聖書を読めとか教会に来てとか、私に入信を勧めたことは一度もない。
それどころか、彼女の自宅にも他の宗教の勧誘員がくるが、うちは結構ですと断るけれど、他の宗教をケナしたことも、悪く言ったことも一度もない。
彼女にとって宗教は、人それぞれという考え方に徹している。
それは私も同じ考えだ。
私のように無宗教の人間もいれば、宗教を持っている人もいる。
それを私は尊重する。
だけど、自分の宗教を押し付けられるのは、私は断固拒否する。
読めと言われた新聞の最後のページの信者の体験談は、身内がその宗教のおかげで良い臨終を迎えたというものばかり。
読むだけで疲れるから他のページは読まない。
ワンコおじさんが私に強く入信を勧めたら、これははっきりと断るが、だからといってこれから大人げなく口もきかないというふうにはならない。
「○○○○だけが世界を救うのです!」と言われた時に、思いっきりボケをかませばよかったかな?
「いいえ、世界を救うのは『ウルトラマン』です!」
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Last Modified : 2019-06-10