時を束ねて リボンをかけて

2019-10-19 (Sat) 23:24

手紙を書くのに頭が回らない。

尊敬していた女性の訃報で香典を送るのに、手紙を添えることにした。

が、!!!!
いざ書き始めると、全く漢字が書けないことが分かった。
文字を書くということから遠ざかると、こんなにも漢字が書けないのかと唖然。

読めるけど、いざ書くとなると、あれ?ああだったか、こうだったか?迷うことばかり。

一応、PCに打ち込んで、それを手書きに書き直すことにした。



『F江さんの訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

ささやかですが香料を同封しました。
F江さんの好きだったものをお供えください。
ご冥福をお祈り申し上げます。

災害見舞も少しですが私の気持ちです。
掃除機が壊れたと言っていたでしょ。
その購入の足しにしてください。


なお、お返しは辞退します。
そちらに、両親のお墓参りに行っても、なかなか時間がなくて連絡できなくて申し訳ありません。
時間があるときに、連絡します。
お返しよりも、その時に、お昼をごちそうしてください。


命があっただけでも良かったと思って頑張ってくださいね。
健闘を祈ります!』


たったこれだけの文章を・・・・書くのに苦労しおまけに、乱筆乱文。
手紙って、どう書くのさえ頭が回らなくなった。
まあ・・年賀状さえ今は書かないから。

F江さんはとても面白い人で、初めて会ったときは、私を息子の彼女と勘違いした。
そのころ、彼には長く付き合っていた彼女がいたから、その人だと思ったのだ。
ただの仕事がらみの付き合いで、気の合う友達ですよ~と理解してもらった。
彼からF江さんの話を聞くたびに、どうしても会ってみたいと思う人だった。
その頃のブログに「F江さん語録」というカテゴリを作りたかったくらい、魅力的な人だった。
例えば、デイケアセンターに行くように、医者にも勧められていたのに、頑として行かなかった。
それは、「そういうところに行っても、来てる人の話は、嫁の文句か孫の自慢ばかり。そんな話は聞いてられない。そもそもそういう人は嫁の文句は言うが、息子の悪口は言わないんだから」
これが当時96歳の人の言葉。(笑)
山の中のポツンと一軒家に一人で暮らしていても、意外と冷静に人を見る人だったのだろうと思う。

クリントイーストウッドの「運び屋」を、Amazonプライムで観た。
有料だったけど100円の時に購入しておいた。
その中のセリフで「100才まで生きようとする人は、99才の人だ」というセリフがあった。
99才になれば、100才まで生きようと思うかもしれないが、誰もが元気で100才まで生きられるわけではない。
そういう意味で、100才を超えられたF江さんは、大往生で老衰で逝けたのだ。
やっぱり、最期まで素敵な人だった。


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Last Modified : 2019-10-19
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