時を束ねて リボンをかけて

2019-11-25 (Mon) 23:23

車上生活という生活があるのを知る。

私のテレビの録画するためのハードディスクは、27時間しか録画できない。
容量が小さいから、残り録画時間2時間なんて数字が出ると、録画しているものを観なければならない。
観ないで消去するものもあるが、11月19日放送のクローズアップ現代+の「車上生活 社会の片隅で…」を観た。


家がなくて道の駅などに駐車して車の中で生活している人の3か月かけてのルポ。
年齢は様々だ。
家がない理由も様々。
若い女性から高齢者まで。
そういう生活をしていて車中で亡くなっている人も増えている。
関東地方のすべての道の駅での取材で、車上生活していたと思われる人が亡くなっていたのが少なくても9人いるということだった。


この取材のきっかけが、50代の女性が亡くなった母親を車中に放置した事件。
母親と息子と3世代が1年間車上生活をしていた。
私はこの事件を知らなかった。


27才の男性は派遣の仕事をやめて寮を出るはめになり、車上生活は1か月。
祖父のDVの過去を持つ。
人間関係の難しさを語る。
最終的にはこんな生活はしていられない。仕事を見つける。住む場所を確保すると言っていたから、希望はある。
若いんだもの。
今の生活がいいと思ってないところが好感がもてた。

30代の夫婦。
現在は行政の支援を受けて、夫婦と3人の子供とアパートに暮らしている。
行政の支援というのは、生活保護か。
3年前の車上生活していた時は妊娠中で子供は当時1歳。
その時の車の画像を取材者に見せた。
スマホで。
そういう幼い子供がいて、まだ30代の若さで車上生活をしていたのは、本人たちが一番悪いと厳しいようだが私は思う。


アパートの支払いができなくなって、車上生活者になった60代の男性は、生活保護の申請をしようとしたら、車があるから却下。
車は亡くなった奥さんと旅行したり、思い出の車。
しかし、亡くなった奥さんは、旦那さんの現在の生活を天国で喜んでいるだろうか?


簡単に紹介された例で70代の夫婦は2年間車上生活。
妻が認知症で徘徊するようになって近所に迷惑をかけたくないと車上生活を選ぶ。

親子5人。
長女は小2だが通学してない。
取材中だったがその後行方が分からない。
これも子供のことを第一に考えていない親の責任。
こういうひどいことを、自分の子供によくできるなと思う。
腹が立ってくる。

夫のDVから逃れるために車上生活をしている50代の女性等々。。


人にはいろいろな考え方があり、過去もそれぞれ違う。
一人一人の事情も違う。
これでいいと思う人もいればこれではだめだと思う人もいる。
人の心をのぞかれることを受け入れる人もいれば、拒否する人もいる。

居住支援をするNPOがある。
シェルターもある。
車上生活をしている人にそれが知られているかどうかは知らないが。

たとえ、貧しくてもとりあえず猫と暮らせる家がある私は幸せだと思う。


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Last Modified : 2019-11-25
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