時を束ねて リボンをかけて

2020-02-23 (Sun) 23:17

踏み込んではいけないものの存在。

ブログを休んでいた時のことを書いてみる。


1月3日の夕方1階の雨戸を閉め終わった時に、救急車が隣家に停まった。
慌てて外に出てみると、救急隊員が「どうしましたか~」と言って入っていった。
その「どうしましたか~」という言葉に緊迫性がなくて、のんびりしているように聞こえたので、また隣のご主人が体調を崩して救急車を呼んだのだなとその時は思った。
またというのは、前にも救急車を呼んで病院に運んでもらい点滴を受けてタクシーで帰ってきたことがあったからだ。
私はすぐに家の中に入り、その後のことは知らなかった。

翌日、隣の家の前に他県ナンバーの3台の車が停まっていて、葬儀屋さんらしい人が出入りしているのを見て、ああ、これは亡くなったのだと思った。
奥さんなのか、旦那さんなのかはその時は分からなかった。
隣はシーンと静まりかえっている。

午後から、ワンコおじさんが散歩で家の前を通ったので、いつものように私も一緒に散歩した。
そして、亡くなったのは奥さんだと教えてもらった。
救急車の後に、すぐにパトカーが来たのだそうだ。
家で亡くなれば検視が入るから、パトーカーが来ていることが分かれば、私も亡くなったことが分かったが、私はすぐ家の中に入ったから、パトカーが来ていたことは知らなかった。

葬儀の日程は玄関先に張り出されてないから、家族葬なのだと思ったので、それならすべてが終わって奥さんの姪たちが帰った後に、一応お線香だけでも上げに行こうと思ったのだ。
普通なら町内会から回覧板がきて訃報は知るのだろうが、元々の地元の人だけで成り立っている町内会だから、よそから来たものは町内会に入れない。
それは私には、非常に都合にいいものだけれど、こういう場合は、どうしたらいいのかちょっと判断に迷ってしまう。

まだお正月だったから、隣の家の玄関には外されないままのしめ飾りが飾られたままで、そのしめ飾りを見たときに、人の命ははかないものだとなぜかしみじみ思った。


長くなるので・・続く。

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Last Modified : 2020-02-23
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