たった二日で1階の和室でカンと過ごすことを諦めた。
最初の1日は前回写真にUPしたように、私と顔を突き合わせて一緒に寝ることができた。
しかし二日目は、カンは布団の上ではなく、部屋の隅にずっといたのだ。
そして何よりも頭を痛めてしまったのが、ミケの存在。
我が家はカンだけが老猫ではなくて、大御所のミケがいる。
ミケはいつも私の顔のところで寝ているから、朝、私が目を覚ますのを私の顔を見ながら待っている。
そういう習慣だったから、私がいないということに耐えられなかったのかもしれない。
ものすごい声でひたすら鳴いてるのだ。
ミケは少しボケが入っているから、鳴きだすと止まらない。
ボケ症状がこの2日でひどくなってしまった。
地響きのようなドスのきいた鳴き声。
そして、そのミケの鳴き声にカンが反応するのだ。
耳をピクピクする。
何しろ、18年も一緒にくっついていたから、これは私が思っている以上の気持ちがミケに対してあるのかもしれないと、この2日で思い知らされた。
私はミケにカンの逝く姿を見せたくないと思った。
「猫は三年の恩を三日で忘れる」といわれるから、さりげなくカンを忘れさせたいと思ったのが、裏目に出てしまった。
猫部屋でみんなご飯を食べるから、カンだけがそれをただ見ている姿に、かわいそうで私が見ていられなかった。
だけど、カンは2階にいたいのだ。
1階から2階の猫部屋に連れてきて最初にカンがしたことは、いつもの場所で水を飲んだこと。
最期まで自宅で過ごしたいと願うお年寄りの気持ちは、たぶん猫であっても同じなのだろうと思える。
今までの場所で、今までのように。
カンは私のベットの上に上がる力はない。
それを本人もわかっているから、猫部屋にいる。
ここでよかったんだね。
ごめんよ、母ちゃんが要らぬことをして、カンもミケも傷つけちゃたねとひたすら謝った。
そして、今回驚いたことは、カンが具合が悪くなってから一番カンに寄り添っているのは、実はミケではなくチビである。
チビを少し見直しているのだ。
今、私の部屋にいるのはミケとゴン。
隣の猫部屋にいるのは、カンとチビ。
猫部屋も私の部屋もドアは開けっ放しだから、行き来は簡単だけれど、私はさりげなさを装ってカンを見ている。
引越してきたときに、前の家から持ってきたものに、母の植えた牡丹とシャクナゲがある。
牡丹は根付かなかった。
しかし、もう諦めていたシャクナゲがやっと1輪咲いた。
ここにきてから、シャクナゲは芽は出ても育たなかった。
園芸の知識がないから、植えた場所も悪かったのかもしれない。
やっと5年目で咲いた。
私は園芸が趣味になるということは無理だと思っているので、母のものが、ここで根付いてくれたことに、なんだかほっとした。


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最初の1日は前回写真にUPしたように、私と顔を突き合わせて一緒に寝ることができた。
しかし二日目は、カンは布団の上ではなく、部屋の隅にずっといたのだ。
そして何よりも頭を痛めてしまったのが、ミケの存在。
我が家はカンだけが老猫ではなくて、大御所のミケがいる。
ミケはいつも私の顔のところで寝ているから、朝、私が目を覚ますのを私の顔を見ながら待っている。
そういう習慣だったから、私がいないということに耐えられなかったのかもしれない。
ものすごい声でひたすら鳴いてるのだ。
ミケは少しボケが入っているから、鳴きだすと止まらない。
ボケ症状がこの2日でひどくなってしまった。
地響きのようなドスのきいた鳴き声。
そして、そのミケの鳴き声にカンが反応するのだ。
耳をピクピクする。
何しろ、18年も一緒にくっついていたから、これは私が思っている以上の気持ちがミケに対してあるのかもしれないと、この2日で思い知らされた。
私はミケにカンの逝く姿を見せたくないと思った。
「猫は三年の恩を三日で忘れる」といわれるから、さりげなくカンを忘れさせたいと思ったのが、裏目に出てしまった。
猫部屋でみんなご飯を食べるから、カンだけがそれをただ見ている姿に、かわいそうで私が見ていられなかった。
だけど、カンは2階にいたいのだ。
1階から2階の猫部屋に連れてきて最初にカンがしたことは、いつもの場所で水を飲んだこと。
最期まで自宅で過ごしたいと願うお年寄りの気持ちは、たぶん猫であっても同じなのだろうと思える。
今までの場所で、今までのように。
カンは私のベットの上に上がる力はない。
それを本人もわかっているから、猫部屋にいる。
ここでよかったんだね。
ごめんよ、母ちゃんが要らぬことをして、カンもミケも傷つけちゃたねとひたすら謝った。
そして、今回驚いたことは、カンが具合が悪くなってから一番カンに寄り添っているのは、実はミケではなくチビである。
チビを少し見直しているのだ。
今、私の部屋にいるのはミケとゴン。
隣の猫部屋にいるのは、カンとチビ。
猫部屋も私の部屋もドアは開けっ放しだから、行き来は簡単だけれど、私はさりげなさを装ってカンを見ている。
引越してきたときに、前の家から持ってきたものに、母の植えた牡丹とシャクナゲがある。
牡丹は根付かなかった。
しかし、もう諦めていたシャクナゲがやっと1輪咲いた。
ここにきてから、シャクナゲは芽は出ても育たなかった。
園芸の知識がないから、植えた場所も悪かったのかもしれない。
やっと5年目で咲いた。
私は園芸が趣味になるということは無理だと思っているので、母のものが、ここで根付いてくれたことに、なんだかほっとした。


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Last Modified : 2020-05-17