時を束ねて　リボンをかけて

カンは今朝、最後の体中の水分を抜くかのように、おしっこを漏らしましたが、まだ生きています。
昨日まではフラフラになりながらも立ち上がれていましたが、今はもう無理です。
昼も夜もカンを抱きカンに添い寝をしながら、時々苦しそうに手足を動かすので、体の向きを変えたりしています。

先ほど、カンの目から涙が流れました。
大粒の涙が一粒スーと流れたので、あまりにもきれいで透明な涙だったので胸がいっぱいになりました。

カンを見守りながら、様々なことを思い出していました。
庭に捨てられていた、赤ちゃんのカンを保護してから18年。
今までの猫たちの中では長生きです。
私もいろいろなことがあり、その辛さや悲しさや悔しさや、合間合間にあった幸せを思い出していました。
別れもたくさん経験し、それらに伴った家族や友だちや猫たちの死を、もがきながら受け入れて、そばにいる猫たちに助けられて私は生きてきたと思っています。

猫との思い出、人との思い出・・・いろいろ考えていた結果、いつもの勝気な私は消え失せ、今現在、メンタル的にしんどくなっています。
これは睡眠不足のせいなのか・・年のせいで涙もろくなっているのか・・・いやいや今日のようなどんよりとした天気のせいなのかもしれません。

いつも訪問していただいている皆様。
私と私の猫たちを応援してくださる皆様。
ただただ感謝しかありませんが、少しの間、ブログをお休みします。

心の落ち着ける日が来て、トンネルを抜けたら、再開いたします。

いつもありがとうございます。


＜5月22日・追記＞
カンは5月22日、午前2時24分虹の橋に向かいました。


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