時を束ねて リボンをかけて

2020-06-07 (Sun) 23:34

「ドリーム」

5月の初めころだろうか・・。
Amazonプライムの週末100円レンタルで「ドリーム」をレンタルした。
その後、カンのこともあり映画どころではなかったから、観るのが延び延びになってしまっていた。
100円といえども、もったいないから、30日間のレンタル期間終了ぎりぎりに観た。

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これがめちゃ面白かった。
実話である。

1960年代、まだ白人と有色人種との差別があった時代。
NASAで、計算手として働いていた、3人の黒人女性のサクセスストーリー。

露骨な人種差別と、女性蔑視。
能力を発揮して、そういうものをはねのけて、活躍していく3人の女性たち。

トイレさえ、有色と白人と別れているため、仕事中に800mも離れている、有色人種専用のトイレにかけこまなければならない。
そのジーンでは、私も800m離れているトイレを利用しなければならないということだから、私だったら、途中で漏らすかもしれないなあ・・と思いながら観た。
コーヒーポットでさえ別けられる理不尽さ。
エピローグでは、3人の写真とその後の活躍が紹介されていて、素晴らしい映画だった。

この映画を人種差別をする人間全てが観たら、いかに肌の色で人間を分けることのおかしさ、理不尽さ、恥ずかしさを知ることができるのにと思う。
先日のアメリカの黒人男性が警官に押さえつけられ死亡した事件から、人種差別に反対する抗議デモが拡大しているが、いまだ現代でも人種差別はなくなっていないのだ。


次に観たのは「パラダイス・ナウ」(2006年)「オマールの壁」(2016年)
同じ監督の作品。
パレスチナ問題を扱っている。
胸が苦しくなるような作品だった。
イスラエル、パレスチナ問題は、遠い国の出来事ととらえればそうだ。
これらの映画を観るまでは、私は興味がなかったし、知らなかった。
ウィキペディアで調べても、とうてい私の頭の悪さでは理解できないほど難しい。


横田めぐみさんの父、横田滋さんがお亡くなりになった。
どれほど無念だったかと思うと、胸が痛くなる。
心からご冥福をお祈りします。
韓国でもタイでも日本同様、北朝鮮による拉致被害者はいるのに、もっと国際的に問題視されてもいいはずなのに、これも、離れている国の人から見れば遠い国の話で終わってしまうだろうか。
昔、土井たか子さん(若い人は知らないだろうが)が「拉致はない。創作された事件」と言った。。
そういう政治家がいたことは残念だ。
あのころから、もっと与党も野党もマスコミも拉致被害者救出のために協力していたら・・・と思わずにはいられない。
安倍さんは必ずつけているが、国会議員全員がブルーリボンのバッチをつけて、拉致被害者を救出するのだという気概を見せてほしいものだと思う。


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Last Modified : 2020-06-07
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