時を束ねて　リボンをかけて

今日も梅雨空。
気が滅入ってやはり寒い。
何しろ長袖で靴下をはいているくらいだから。
寒く感じるのは私の体調が悪いからか‥と思ったりするけれど、猫たちを見てると私の気のせいではなく、やはり寒いのだ。
今日も3匹一緒にいた。




ガス会社の担当者が来た。
今まではコロナのこともあるから、来てもすぐ帰ったが、今日はコーヒーを淹れるからということであがってもらった。
お互いソーシャルディスタンスねと言ってマスクをしての会話。
彼には座ってもらって、私はキッチンで立ったままおしゃべり。
２ｍの間隔をあけて。
私が慎重になっているのではなく、日々いろんな人と接している彼が慎重になっているのだ。
それを感じ取れるから、ソーシャルディスタンス、ソーシャルディスタンスと私から言う。(笑）


猫を飼いませんか？と言われた。
お客さんで猫を飼っていた人が亡くなって、その人の息子さんが父親の猫の貰い手を探しているということだ。
私は無理だよと即答。
今いる猫で手いっぱいだし、年齢的にも経済的にも、猫は増やせない。
私が貧乏なのは知っているでしょ？
知っていると。(笑）

自分が飼いたいんですよ～。と言っていた。
猫好きだから。
でもアパートがペットを飼えない。
営業所が変わって寮から職場まで遠すぎるから、会社と交渉して寮を出て、会社の近くにアパートを借りた。
しかしそのアパートは会社契約のアパートでペット不可物件。
まあ・・・自己負担が19000円だそうだから、それをけってペット可の物件に引越すわけにもいかないしなあ。

その飼い主が亡くなってしまった猫の行く末は、心配ではあるけれど、どうしようもできない。
私はね。
それでなくても、私が孤独死していたら、発見が遅れてうちの猫たちが餓死したらどうしようと、思っているくらいだから。

彼は今まで2人、担当しているお客さんで亡くなっている人に、からんでいるという話になった。。
一人は用事があって3日連続で訪問したのだが、玄関は開いているのに返事がない。
その人の知り合いに電話して、どこに行っているのか？と聞いたら、あとで行ってみると言われて、その人が見に行ったら、家ではなくその隣にあった納屋で亡くなっていたそうだ。
もう一人は一人暮らしのおばあさんで、郵便受けが一杯になっていたから、これはもしかしたら・・と思い、役所に電話したそうだ。
役所で亡くなっていたのを確認したそうだ。


彼には雨戸が閉まっていて、車があったら電話をかけてもらって、出なかったら死んでいるから、警察に電話してくれるように一応頼んである。
とはいえ、営業所が遠くなったから、しょっちゅう、この辺を巡回しているわけではないけれど。

なんとか、今の猫たちだけは看取れるように・・それが終わってからの孤独死は何とも思わない。

そういうとりとめのない話をしていた。


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