時を束ねて　リボンをかけて

昨日の午後、ピンポーン。
誰？

女性の声。
誰？

ドアを開けると、浄化槽の汲み取り清掃の会社。
新しくできた会社だそうで、チラシを渡されて今頼むと粗品進呈と書かれてあった。
粗品が何かは聞かなかったが、価格も他の業者よりは安く設定しているとの説明。

こういう会社は、この辺にはいくらでもある。
下水が通っているわけではなく、ほとんどが浄化槽という田舎特有の地域だからだ。
私は隣家と同じ会社に頼むので、粗品と安さに魅かれたが、話半分に聞いていた。


すると、遠くを指さして、あそこの××さんの家も、うちでやらせてもらったんですよ～と言う。
××さんって、誰？
全く知らない。
そもそも、知らない人ばかりのところに住んでいるのだ。

そして、「××さんから紹介されて来たのです」と言われた。
はあ・・・？
紹介って・・・だから××さんという人から話もされてないし、そもそも××さんって、誰？


ほんと困ってしまうが、誰？
まあ・・・いちおう話を聞いて帰ってもらった。

そして、家の中からその女性が隣家に行くかどうか見ていた。
行けば××さんとやらが私の家だけ紹介したのではなくて、この辺一帯にチラシ配りしているのだろうと納得できるし、××さんの名前をあげても、それは紹介でもなんでもないということがわかると思ったからだ。
しかし、行かなかった。
先に隣家に行ったのだろうかと思ったが、それなら、隣家のご主人の声は大きいからすぐにわかる。
つまり、ピンポイントで我が家に来たのだ。

××さんと、指さされた方面の人は誰も知らない。
その人が勝手に紹介するだろうか？

私は知らなくても、相手は知っているということはもちろんあるかもしれないが、××さん・・・ねえ。
誰？




ソフィアの写真はたくさんあるのだけれど、テンプレートに使えるものは多くない。
そこで、テンプレートの色を変えたりして、暇つぶしでこういうものを何種類か作って用意してある。
その日の気分で時々、テンプレートの色を変えている。


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