時を束ねて リボンをかけて

2020-09-10 (Thu) 23:28

他人の秘密をのぞいた気分。

私は古い雑誌も図書館から借りるのだけれど、先日、5月12日号の「婦人公論」を借りてきた。
「もう悩まない!モノの捨て方&残し方」というタイトルに魅かれて。
雑誌はパラパラと読めるから肩がこらなくていい。
本題ではないが、断捨離でおなじみのやましたひでこさんの記事が載っていた。
初めて知ったが、「断捨離」はこのひとの登録商標なのだ。
同じような本はたくさん出版されていても、断捨離という言葉をつかえるのはこの人だけということになる。

さて本題。
この借りてきた雑誌に小さなメモ用紙が挟まっていた。

「 怪物の木こり

  ゲスな女が愛される

  私たちがプロポーズされないのは
  101のりゆうがあってだな
      ジェーン・スー   」

丸っこい字だ。
悪筆ではない。

IMG_2514.jpg


図書館で探そうと思ってメモしてきたものと思われる。

怪物の木こりはまあ・・いいとして、他の2冊がユニークなタイトル。
ちょっと笑ってしまった。


これをメモした人は何歳くらいの人だろうと、考えた。

30代か40代。
20代はまだ自分に自信があって、プロポーズされないとは思わない年代ではないだろうか?

意中の人がいるか、恋人がいるかもしれない。
結婚したいと思っている。

しかし、こういう本を読んで参考になるのだろうか?
これらの本を読んでない私が言うのもなんだが。

なんだか思いがけず他人の秘密をのぞいた気分だが、このメモを見ていて思い出した人がいる。

取引会社にいた人で、20代は結婚式場のモデルのアルバイトをしていた。
新作のウエディングドレスを着て、デモンストレーションをする。
ウエディングドレス姿の写真は何枚も撮っている人。
20代が終わって、30代になるとそのアルバイトの声はかからない。
それは楽しみにしていたからがっかりしていた。
きれいな人で性格もいい。
ずっと結婚をしたがっていて、お見合いもしたし、婚活パーティにも何度も参加していた。
しかし、決まらない。
ちょっと笑ったのは、婚活パーティに出過ぎて、そこで、「あなた、あちこちで見るけれどサクラでしょ」って言ってきた男がいたと。
そのくらい頻繁に参加していたということだが。
そう言ってきた男もそうだろうが。(笑)

まもなく彼女は取引会社を辞めたので、疎遠になってしまった。
それが何年か過ぎて偶然バッタリ会ったのだ。
その時彼女は40代になっていた。
結婚はしていなかった。

そこで彼女が言ったこと。

結婚したいとずっと思ってきたけれど、縁がなかった。
結婚は諦めていないけれど、もしかしたら、結婚しないかもしれないと思うようになった。
そこで!!
一人で生きていくようになるかもしれないと考えるようになった。
それならばと定年まで勤められるところ探さなければならない。
結婚するという希望は捨てないけれど、同時進行で一人でも生きていけるように人生設計を替えた。
訓練校に通って資格を取った。
新しい勤め先は、準公務員的な職場になっていた。
その後の彼女は知らないが、どういう生き方をしていても、強く生きていると思いたい。

ところで、このメモ用紙の裏にはやはりメモ。
「マヨネーズ 黒こしょう 納豆 コールスロー」
と書いてあった。

私は年だからキャベツのサラダで済んでしまうけれど、コールスローとメモしているところはおしゃれ。
で、この人はコールスローに納豆を入れるのだろうか?


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Last Modified : 2020-09-10
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