時を束ねて リボンをかけて

2020-10-25 (Sun) 00:02

「リヴァプール 最後の恋」

普段は恋愛映画に興味がない。
年を取ったからではなくて、若いときからそうだ。
映画は、実話による、実話に基づく、実話である・・・そういう物が好き。
それが悲劇でも喜劇でも、劇的でも、実話というものばかりを探す。
もちろん気楽に観るアクション映画やサスペンスも好きだが。


Amazonプライムで「リヴァプール 最後の恋」を観てしまった。
観てしまったというのは、観るつもりではなかったからだ。
これが実話だと知って、観る気になった。
実話である
原題は「Film Stars Don't Die in Liverpool」

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公式サイトから抜粋すると、

「ピーター・ターナーが1987年に発表した同名の回顧録を映画化。
『悪人と美女』(1952)でオスカー助演女優賞に輝いた往年の大女優グロリア・グレアム(1923-1981)。
1950年代ハリウッドで活躍し、4度の結婚歴を持つ自由奔放な女優。
最後まで女性として、女優として生き抜いたグロリアと駆け出しの若手舞台俳優ピーターの最後の恋を、リヴァプールを舞台に描いた感動のラブストーリー。」
とある。

ストーリーも公式サイトから。

「1981年9月29日、ピーター・ターナーの元に衝撃の知らせが飛び込んできた。
かつての恋人グロリア・グレアムがイギリスのランカスターのホテルで倒れたのだという。
「リヴァプールに行きたい」そう懇願するグロリアに対してピーターはリヴァプールにある自分の実家でグロリアを療養させることにした。
ピーターの家族やリヴァプールを懐かしむグロリアだったが、全く病状を明かそうとしない。
心配になったピーターは、アメリカの主治医に連絡をとり病状を確かめた。
そして、グロリアの死が近いことを悟ったピーターは、不意に彼女と楽しく過ごしていた頃を思い出すのだった。
最後までグロリアがリヴァプールに拘り続けた理由とは——」


グロリア・グレアムという女優は、私は知らない。
4回結婚しているが、4回目の結婚相手は2回目の夫の連れ子。

この最後の恋の相手、ピーターとはおそらく30歳くらい年の差がある。


そして、驚いたことは、このピーターの家族。
特に両親。
これはお国柄なのだろうか?
両親が年の離れた息子の恋人に好意的で献身的なところだ。
ご両親がこのオスカー女優のファンだったこともあるが、普通はこうはいかないと思う。
息子をたぶらかして~とかさ。
逆にヒモになるのか~とかさ。
ピーターのご両親だったから、こういう恋になったのだともいえる。


この映画の音楽がまたいい。
音楽が映画を助けている。

映画の最後に、グロリア・グレアムがアカデミー賞を受賞したときの本物のシーンが流れる。


まさか私が恋愛映画を観るとは思わなかった。
が、いい映画だった。
         


          
        
   老猫に 腕枕して まどろめば 秋の日差しは 宝ものなり
 (ろうねこに うでまくらして まどろめば あきのひざしは たからものなり)

    IMG_3110.jpg


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Last Modified : 2020-10-31
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