時を束ねて リボンをかけて

2020-11-05 (Thu) 23:31

昨日の続き。

昨日の続きです。
長文です。

一昨日、11月3日の火曜日、午後3時ころピンポーン。
出ると女性2人が立っている。
一人は制服を着ているから、ヘルパーさんだとわかったが、もう一人は上司か?

今日が隣の訪問日なのだが、新聞が4日分溜まっている。
チャイムを鳴らしても出ないし電気も消えている。
何か聞いてないかというのである。

その時の気分をどう表現したらいいのだろうか・・・。
やってしまったのか・・・。

九州に行くとは言っていましたが・・・というと、ヘルパーさんもそれは聞いていると言った。

そこで
「私は九州に行くと言っても行かないと思っていたのです。
隣のご主人はきちんとした人なので、行くならヘルパーさんの事業所に連絡するだろうし、新聞も止めるように新聞店に言うと思うのです。
年齢が年齢だから、もしかしてということもあります。
それに最近、言動がおかしいことが多かったので・・・。
家の中に入れるように手配してください」と言った。

身内でもない私がここまで言うのはおかしいな・・・と今なら思えるが、その時はびっくりしてしまったのだ。


すると、自分たちはここまでで、これから包括センターの管轄になると言われた。
包括センターから市か警察という流れになるのだろうと思われた。

騒々しくなると思いますが…と言われたから、はいと答えた。
騒々しくなるということは、この人たちも私同様に亡くなっていることを想定したのだ。
一人暮らしの高齢者の訪問介護は、ある程度の覚悟はもっているだろうが、ヘルパーという仕事もホント大変だと思う。


しかし、なかなかパトカーが来ない。
1時間待っても来ないから、外に出てみた。
ワンコおじさんがちょうど、家の前を通った。
そこでヘルパー事業者が来たことを話した。
リードを持たせてもらって、散歩した。

九州に行こうと思ったが、どこかで迷子になっているんじゃないのかなあ…と言って、Kさんに聞けばわかるんじゃないか?
Kさんに聞いてみたら?と言われたが、Kさんは話したことがないから嫌だと私は言った。

Kさんは、隣のご主人が一番信頼している元区長で、出かけるときに車を出してもらう人で、ワンコおじさんとも親しい人だ。

散歩をしながらいろいろなことを話してくれた。
昔住んでいたところで、隣の奥さんが突然夫が夫がと叫びながら飛び込んできて、見に行くとすでに亡くなっていた。
だから、俺が警察に電話したのだと・・・そういう話もした。

人間はいろいろな経験を積み重ねていくものだな・・としみじみ思った。

家に戻るとやはりパトカーは来ていない。
二人で隣を覗いたが、電気が消えているから全く中は見えない。
新聞は溜まったまま・・。
う・・・ん。

そうやっておじさんと別れたが、1時間後調べてくれたとみえて連絡があった。
ワンコおじさんとは水道の管理業者とのごたごたがあった時に、電話番号を教えあっている。
胃の調子が悪くて、普段から通っている病院に2日に入院したと。
前から胃は悪い人だったからねえ…と言われた。
認知症はないと診断した病院だ。

体中から力が抜けて、心底ほっとした。

ヘルパー事業所が来てからの数時間は、もうすっかり私の中では亡くなっていると思い込んでいた。
心がずっしりと重かったのに、何ということだ!入院だったのか!

そして、昨日退院してきた。
2日間の入院。
今日は昼からお風呂に入っている音が聞こえていた。
おやおや。
私のあの落ち込んでいた時間を返してくれと言いたい。

いやはやとんだ騒動だった。
ご本人はどこ吹く風だろうが!


長々とお付き合いありがとうございました。
引っ張ってしまって申し訳ありません。
サラッと読んで忘れてくださいませ。


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Last Modified : 2020-11-05
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