時を束ねて リボンをかけて

2020-11-28 (Sat) 23:37

友達から喪中のハガキが届いて思ったこと。

友達から喪中のハガキが届いた。
お姉さんが亡くなっていた。

彼女は長い間の夢をかなえて、今年、専門の学校に入学して東京での生活をスタートさせた。
しかし授業はリモートになり、結局休学ということにして地元に戻った。

電話をかけて事情を聞くと、お姉さんは難病指定の病気で余命は5年と聞かされていたそうだ。
それでもそれから6年生きて、71歳で亡くなった。

ということは65歳の時に余命宣告を受けたということになる。
もっとも、お姉さんには伝えず、旦那さんと子供だけの胸に納めておいたらしい。

余命宣告というものは残酷なものだ。
私の友人のお兄さんはやはり難病だったが、本人を前にして医者があと3日くらいと言ったらしい。
そういう医者がいることがホントに信じられない。
3年ならわかるような気もするが、3日の余命宣告って必要なのか?
そもそも本人に余命宣告は必要なのか?


私の10歳離れている姉は、16歳で心臓の病気になり19歳の時に余命10年と言われた。
それでも37才まで生きた。
姉は自分の余命宣告を知らなかっただろう。


父の最後の転勤先は札幌だった。
今さら寒いところでは暮らせないといってその転勤話を断った。
両親はもともと北海道の人間だし、私たち子供も北海道で生まれている。
父も母も北海道に帰りたいという気持ちはあっただろうが、その時は姉は結婚したばかりで、姉のことを思えばそれはできなかっただろうと思う。
ハラハラしながら姉を見守っていたのだ。



友達が東京に住んでいたら、病院に通えなかったと言っていた。
県外の親族は病院での許可が下りず、かろうじて、他市に住んではいたが県内にいた彼女と、お姉さんのご主人と子供たちだけが、最後の入院の面会を許されたと。
コロナ禍は、こういうところにも影響がある。


二人姉妹だったから寂しいと彼女は言った。
私にも兄弟全部亡くなって寂しいでしょと言われた。
そうだね・・みんな早かったからね・・・・。
せめて年金貰えるまで生きているべきだったと思うよ。と言った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ベットの上でミケが、ケホッケホッと、これから吐きますという態勢になった。
慌ててテッシュを掴むつもりだったが、間に合わないと判断して間一髪、両手で受け止めた。
受け止めたあと、思わずミケに言った。
どうだ!!母ちゃんの反射神経!!!(笑)

       今の猫たちは相変わらずの私のベットの上。

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Last Modified : 2020-11-28
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