時を束ねて リボンをかけて

2021-03-23 (Tue) 23:43

キツネにつままれた感じ。

先週、オイル交換がメインで、ついでに音が気になるということで修理工場に車を入れたのだが、部品がなかなか入荷しなくて、引き取りに行ったのが土曜日の祝日。
午後から出かけるというので午前中に行ってきた。
その時、肝心のオイル交換を忘れていて、今日再び行ってきた。


オイル交換をしている間、奥さんとお茶を飲みながら、世間話。
で、言われた。
「女の人で、音が気になる・・・と気が付く人はまずいない」と。
だいたい、よくよくひどくなってから持ってくる人ばかりだから~ということである。
私も調子に乗って「さすが私なんです」と言った。(笑)


今日の夕方図書館に返却に行ってきた。
その時、駐車場に停めた自分の車を何気なく見て仰天してしまった。
昨年の1月に当て逃げされ凹んでいた左側のフェンダー部分の凹みがなくなっていた。
ええっ!!!
運転席からも見えないし、見ると怒りがわいてくるから、今までなるべく見ないようにしていたが、擦っちゃったね~くらいの傷になっていた。
しばし、図書館の駐車場で呆然と立ち尽くしてしまった。

修理工場の奥さんもご主人も、何も言ってなかったけど、叩いて凹んだ部分を直してくれていたのだ。
キツネにつままれた感じである。
板金屋さんに見積もりを取った時は、叩いて塗装で9万という金額だったから、そんなに高いなら直さないと言って凹んだままで乗っていたのだ。
何しろ貧乏だし、自分でぶつけたものではなくて当て逃げされて9万だなんて、冗談じゃないという気持ちだった。
それが、1年過ぎて凹みがなくなるとは・・・!!!

これは善意でということなのだろうか。
頼んだというわけではないし、請求もされない。
ありがたくて嬉しくてしょうがない。

明日お礼を言わなければ・・・。
ん?請求くる?(笑)


ところで私は若いときに短い期間だが、ある車のディーラーに勤めていたことがある。
車の運転がすごく好きだったそのころ(今は年を取ってしんどいから運転は嫌いになった)、営業マンだか整備の人だか、あるいは他の誰かに言われたことがある。
小さな家族経営の修理工場と懇意にしておいた方がいいと。
融通が利くし、安いし、いろいろな車をいじっているから、車にはホント詳しいからと。

だから、私は前に住んでいたところでも、小さな修理工場と長く付き合ってきた。

ディーラーや正規販売店で、例えばオイル交換などを頼むと、広いショールームの一角に通されたりして、喫茶店のようなお客様扱いをされる。
おしゃれなキャンディなどがさりげなく置いてあって。(今もそうかな?今は分からないが。)

小さな修理工場は今日のように、テーブルの上の菓子鉢にせんべいがドンと盛られている。
そして世間話をしながら、終わるのを待っている。
私はこういう修理工場が好きなのだ。


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Last Modified : 2021-03-24
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