時を束ねて リボンをかけて

2021-04-03 (Sat) 00:10

「捨て犬・未来、しあわせの足あと」


「捨て犬・未来、しあわせの足あと」

今西 乃子 著
浜田 一男 写真

岩崎書店 発行

図書館から借りた本

KIMG0228.jpg


児童書である。
何歳くらいの子供を対象にしているかはわからないが、図書館の棚の上の目立つ場所にあったので手に取ってみた。
字は大きいし、写真も多いし、ところどころ漢字にはかながふってある。
児童書を読むなんてことは、今まで私はなかったが、読んでみたらあっという間に読み終えるし、内容も子供向けだからよかった。



「未来」という素敵な名前の犬。
生後1か月を過ぎたころ、虐待され、捨てられ、警察署に落とし物として届けられたのちに、動物愛護センタにーに収容された。
動物愛護センターから引き出したボランティアの人から、著者が譲り受けた。

右目がざっくりと切られ、右後ろ足も足首から下を切断され、左後ろ足も指が全部切られているという残酷な虐待。
殺処分される寸前で、ボランテァに引き出された。

なんだかんだといっても、こういう動物愛護のボランテァ活動をしている人には頭が下がる。

著者が「未来」を連れて、学校などで「命の授業」をする活動の様子も書かれている。

この本の中で、心無い飼い主たちが犬に階級をつけることにも触れられている。

1,使役犬やファシリティドック(特に盲導犬、警察犬など)
2,ドックショーのチャンピョン犬
3,血統書付きの純血種
4,血統のわからない雑種
5,野犬、捨て犬
6,捨て犬で障がいなどがあり見た目が普通ではない(未来のような犬)

犬は犬、猫は猫。
それだけでいいと思うが、まあ・・世の中には心がどうしようもなく貧しい人もいる。

うちの蘭やブーも虐待を受けていた。
蘭もブーも頭から背中まで、黄色いペンキが塗られていた。
蘭とブーは2匹でいつも一緒にいたが、蘭は野良特有の人になつかない猫で蘭を捕まえるにはものすごく苦労したが、ブーはフレンドリーな猫だった。
すぐに触れて抱けた。
だから逆に虐待されやすかった。
ブーは焼き鳥の串が太ももに貫通していてそれが刺さったままだったこともある。
様子がおかしいと病院に運んだ時は、肋骨が外れて胸を開けての大手術になったこともある。
先生に交通事故ではないと言われ、原因は分からなかったが、蹴りを入れられた可能性は否定できなかった。

身近にそういうことをする人間がいるということが、私は信じられなかったが、動物虐待は減らないのだ。

時々思うことがある。
野良犬や野良猫などが、保護されて飼い主がみつかる、その分かれ目は何だろうと。
運なのか?それはその犬や猫たちの運なのか?
私の場合は、出会えて保護できて家族になってもらえた私の運の良さだろうと。


       ミケは目やにがひどくて、目がしらから鼻に向かって
       荒れがひどい。
       目に入らないように、コットンにマキロンを含ませて
       荒れている部分を拭くのだが、おとなしくされるがまま。
       年を取って何をされても嫌がらないから、楽ではある。

     KIMG0223.jpg

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Last Modified : 2021-04-03
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