時を束ねて　リボンをかけて

録画しておいて、観るのを後回しにしておいたものは結構ある。

2月8日の真夜中の午前１時５分から２５分くらいののNNNドキュメント「目を閉じる瞬間まで～老犬たちの最期の居場所～」を録画していたので観た。
福岡県にある年老いた犬を有料で預かる民間の老犬介護ホームアスルのドキュメンタリー。
デイサービスから長期滞在まで、この施設で亡くなる仔もいる。
時間がどれだけ残っているかわからないから、最期が幸せだったなと思ってくれれば・・・と代表の女性の言葉。
24時間体制で犬の世話をしている。

モコという１８歳の柴犬は腎不全と認知症で、飼い主さんが世話をしていたが、飼い主さんが胃がんになって預けられた。
飼い主さんの体力が回復するのを、耐えて待っていたように、最期は飼い主さんの家に戻り、翌日亡くなった。

2019年飼育放棄などで施設に収容された犬は全国で32000匹。
そのうち5635匹が殺処分。

この老犬ホームでは殺処分予定の老犬を引き取り、看取りボランティアもしている。
医療費や食費はアスルの収入と寄付金でまかなっている。

なんていうか、ただただ頭が下がる。


さて、チビのこと。
チビも今年は17歳なのだ。
立派な老猫。
チビも、ミケに続いて、呆けの症状が出てきた。
ミケの時と同じで、大声で鳴き続ける。
ミケと同じで全く鳴かない仔だったのに。
ただ、チビの場合は、はーいと鳴く。
正確にはファーイだが。
だから、それが始まると私もはーいと返事をする。
「はーい」「はーい」会話しているような感じでこれが長い。
ミケのようにドスのきいた鳴き声ではない分、このやり取りは面白いのだ。
余りにも何回もだと「チビちゃん、まだ続けるの～」とか言うけど。
「もう、返事はいいから終わろうよ～」とかね。

チビの足元を写す機会がなかなかないのだが、チビはソックス猫である。

　　　　　

4本の足の先が白い。
首元も白いし表面だけサバトラ柄だが中の毛は白い。
おまけにお腹の肉が垂れているのもわかるが白い。

　　　　　　　
　　　　　　　　17歳と20歳。
　　　　　　　　青春？(笑）
　　　　　　　　寝ている時は認知症があるとは思えない子猫のような2匹。

　　　　　



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