時を束ねて リボンをかけて

2021-04-13 (Tue) 23:40

赤っ恥をかくこともある。

通っているクリニックの先生に歯医者さんどこか知りませんか?と聞いた時に、僕の尊敬している歯科医ですと教えてくえれた歯医者さんは、自宅からはとても遠くて通う気になれなかった。
ネットの地図で調べると自宅の近くに歯科医院があった。
この辺では1軒だけだ。
下の前歯が1本黒くなっていて、虫歯だとすぐにわかったので電話を入れると、完全予約制と言われ3月の初めに予約を入れた。
最初に書いてもらいたいものがあるので、早めに来てもらいたいと言われた。

で、予約日。
時間より早く着いて、初診で予約している旨を受け付けの人に話した。

すると、なんと!!!怪訝そうな顔をされたあげく、「ソフィアの母さんの予約日は明日ですが・・・」( ;∀;)

あら~・・・わぉ~なんという赤っ恥。
大丈夫でしょうか~私は。

翌日出直すことにして、家で書いてくるように問診票を渡された。

問診票には、現在の病気や薬の他に、〇で囲むところがあった。。


私は保険治療に〇をつけ、この際だから悪いところは全て治すに〇をつけた。

で、私は今歯医者に通っている。
あれから、予約日を間違えてはいない。


今日、診療が終わって待合室で会計を待つ間に、突然どこかの奥さんが飛び込んできた。
飛び込んできたという表現がピッタリというような感じだった。
歯を磨いたら、血が出た。
というのである。
すぐ見てもらいたいという。
あちこちに貼り出されている「当院は完全予約制です」の紙は目に入らないようだ。
どうするのかな‥と思ったら、問診票を渡されていた。

書き込むときに、長椅子の私の隣にドスンと座った。
私は下を向いていて、耳だけ傾けていたが、ほかに男性が二人いた。
よく見ればわかるが、コロナ対策で椅子の間を開けるように×のテープが貼っている場所だ。
そういうことも目にはいらないくらいの切羽詰まった感じだった。

その問診票を受付に渡すと、それを見ながら、受付の人が、飲んでいる薬はありますか?と聞いた。

「ええっと、ヒンニョウの薬と・・・ええっとギャクリュウセイ・・・ええっとギャクリュウセイ・・・」
思い出せないようだ。
そんな大声で言わなくてもいいのにと思うのと同時に、それを聞きながらヒンニョウは頻尿?ギャクリュウセイは逆流性食道炎か‥と思った。
受付の人が逆流性食道炎ですか?と聞いた。
「そうそう、それよ~逆流性食道炎なのよ~。私胃カメラ飲んだのよ~そうしたら逆流性食道炎って言われたのよ~」
なんとも、騒々しい。

その肩を両側から掴んで、「奥さん、落ち着いて!」と言おうかと思ったがもちろんそんな野暮なことはしない。

歯から血が出たくらいで落ち着いて~という感じだったが、受付の若い子も勢いに飲み込まれていた。

予約制のいいところは驚くほど静かなことだが、その静寂を破るくらいのあわただしさで、まあ・・・世の中にはいろんな人がいる。
私も初診日を間違えるくらい、おっちょこちょいだけれど。


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Last Modified : 2021-04-13
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