時を束ねて　リボンをかけて

ゴンは、今日亡くなってもおかしくない状況ですと病院で言われた。

昨日、１日中夜中でもゴンは鳴いていた。
ミケやチビとは明らかに違う鳴き声で、怒鳴っているような鳴き声だった。
ゴンの鳴き声に、圧倒されてミケもチビも鳴かない。


これはさすがにおかしいと今朝病院に行ってきた。


上に２匹17歳と20歳の仔がいるのだけれど、その仔たちとは明らかに違う鳴き方で・・・と説明したのだが、体重を測ると3.5キロしかない。
フワッとした毛並みだからここまで痩せていたとは思わなかった。

脱水症状があるから、すぐに点滴。

点滴中。



病院内の掲示ををSNSにあげないようにと書いてあったので、一応診察室もモザイクを入れる。
おとなしくしていた。





血液検査をして、診断が「多臓器障害、腎臓、脳神経」と検査結果を説明しながら書いて渡してくれた。

急にこうなったのではなくて、徐々に進行していたのだと思うと言われた。
猫は腎臓が悪くなったら治りませんと。

階段の上り下りは普通にできていますけれどと言うと、ガンだって階段の上り下りはできますよと言われた。

ソフィアの母さんのお宅は、他の２匹も高齢だから、猫を育てる環境は素晴らしいのだと思いますよ。と言われたが、こういう見逃しがあるとそれもむなしい。
猫の腎臓病には気をつけていて食事も、腎臓サポートを与えていたのに。

15歳で…と言うと、15歳って人間で言えば80近いんですよと言われてしまった。

残った3匹の中でゴンが一番最後に逝くと思っていたが、一番最初になってしまうのか・・・。

で、自宅での輸液を提案された。
私にできるでしょうか・・・・。
今日は僕がやったけれど、ここで練習して、自宅でのほうがコストも安いですと言われた。

明日来ますか？
明日は病院休みですよね。
来るなら時間に合わせて開けておきますよ。

明日9時に行くことにした。

この病院はファンの時にお世話になった。
自宅のすぐ近くに動物病院があるがファンを連れて行ったときに、自分では手に負えないからと、この病院に行くように勧められたのだ。
片道車で30分かかるがとてもいい病院だったから、ここにした。


　　　　　　　今日亡くなってもおかしくないと言われたけれど、今のゴンは
　　　　　　　落ち着いている。
　　　　　　　帰ってきてから、疲れたのか具合が悪いのかチビと寝ていた。
　　　　　　　ゴンちゃん、まだお別れは嫌だよ。

　　　　　




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