時を束ねて リボンをかけて

2021-05-19 (Wed) 23:27

ゴン、逝く。

昨晩、5月18日 22時12分。
ゴンは旅立ちました。


昨日は長い間、手をさすり足をさすり体を撫でていました。

亡くなる15分ほど前に、吐こうとするように大きな口を開けたのが3回。

ああ・・いよいよだなあと思い、それから「ゴンちゃん、十分頑張ったから、もう頑張らなくていいよ」と言いました。
そしてコホッ、コホッ、コホッと3度続けて軽く咳をするような、聞き取れないくらいの小さな声を発して、心臓が止まりました。
あまりにも穏やかだったので、本当に心臓が止まったのか信じられないくらい自然に逝きました。

ファンやカンが逝ったときは時は、寝たきりだったのに体を起こして大きな雄たけびをあげたので、ゴンがこのように逝ってくれて、心底安心しました。


私が時計を見ると同時に、チビの大きな鳴き声が2階から聞こえました。
それからずっとチビの鳴き声が聞こえるので、チビには分かっていたのかと思ったくらいです。

4月21日に病院に最初に行ったときに、先生に、自宅で輸液をしても1か月と命の期限を告げられていました。
薬は出しませんと言われ、私も了承しました。
だからこそ、自宅で私が看取ることを勧められたのです。
入院させて、ケージに入れられ管だらけで亡くなることを、先生は避けたいという思いが私に伝わったのです。
入院させていたずらに延命させて、そのうち飼い主も見舞いに来なくなる例はいくらでもあるから、先生の思いは私に伝わりました。

短かったと思えるゴンの介護の日々。
だけど、徐々に私の心の準備をしていく時間だったと思います。

カンのときは18歳ではもう病院でやれることは少ないと言われたので、腹を決めて病院に連れて行かなかったけれど、私からすれば20歳のミケがいるから、ゴンの15歳はまだまだ若いという気持ちでした。

ゴンは私が保護したのではなく、ゴンから私の家に飛び込んできたのです。
出勤するときに玄関を開けると、家の中に何かが入ってきてそのまま2階に上がってしまい、最初はネズミか思ったくらいでした。
慌てて2階にあがって確認すると、それは子猫でそれがゴンでした。
そのまま私は出勤し、ゴンは多頭飼いの我が家に物おじせず、その日から居着いてしまったのです。


庭に捨てる人に憤慨しても、この出会いには感謝しかない。


ゴンのことを気にかけてくださった人がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。

何度も何度も大好きだよと言って何度も何度もありがとうと言って、ゴンが虹の橋に向かうのを私は見送ることができました。
寂しくて悲しくて涙しか出なくても、先に逝った猫たちと再開して私やミケやチビを見守っていると私は思いたいのです。

     
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Last Modified : 2021-05-19
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