時を束ねて リボンをかけて

2021-05-22 (Sat) 23:43

今日はカンの命日。

体調が悪い。
ペットロスということもあるし、ゴンと一緒に寝ていた日が続いて、夜中に何度も目を覚ます生活をしていたから、なかなかその癖が抜けず自分のベットに戻ったのに、眠れない。

今日はカンの命日。
1年前にあれほど辛い思いをしたのに、1年後もまた同じ思いをしている。


20日にゴンを荼毘にした。
今までの仔と同じように前に住んでいたペット霊園に行くつもりだったが、前に住んでいたところはコロナ感染者が激増していて、加えてここも増えている。
どっちにしても、迷惑をかけてしまう恐れがある。
昨年、カンの時にも、ペット霊園の人に、そっちで荼毘にしても、ここの合同墓地の埋葬は受け入れると言われたのに、強行突破して、前の霊園で荼毘にした。
嫌な顔はされなかったが、本心は違ったのかもしれないと思い、ゴンはこの近くの霊園で荼毘にすることにした。
返骨してもらって、落ちついたら前のペット霊園の合同墓地に埋葬すると決めた。

ネットで調べたら一番近くても1時間以上かかるが、予約を入れた。
荼毘にするときに、子供さんは手紙を書いて一緒に・・・という人もいますと言われた。
そういう子供と暮らしたペットは幸せだっただろうな・・・と思った。

そこで、いい年をした私もゴンに手紙を書いた。
字を書くなんて久しぶりだったが、長い長い手紙を書いた。

道に迷って予約時間の5分前に霊園に着いた。
個別墓地は30基ほどの小さな霊園。
土地も狭い。
荼毘の流れの説明をされた後、待合室に案内されたが、車の中で終わるのを待つことにした。

終わって呼ばれて行ってみると、そのままの形の標本みたいな真っ白な骨があった。
あまりにもきれいで、絶句して感激してしまった。
前のペット霊園は、燃やすカマそのものが古いから、ここまできれいにはできない。


ゴンのシッポの先の先までしっかり骨が残っていて、ゴンはこんなにシッポが長かったのか・・・その米粒ほどの小さな骨さえいとおしいと思ったほど。

写真に撮りたいと思うほど、きれいですねと係の男性に言った。
自信はあるのですと言う。
そして若い人はスマホで写真に撮りますよと言われたが、そこまではいいと言って骨壺に納めた。


白い骨壺はサービスだが、私は差額を払って花柄の骨壺にした。
骨壺を覆うものは、有料だったので要らないと言った。
せっかくの花柄が見えなくなってしまうし、白い透き通ったオーガンジーの布で可愛い巾着袋を作ればいいと思ったのだ。



前に住んでいたところのペット霊園は、色紙に手形をとってくれる。
だから、今までの猫たちは手形がある。
100均で色紙を買ってきて、ゴンの手形は私がとった。

      
       ここまでできて、やっと安心した。
       こういうことは全て、飼い主の一人よがりの満足にすぎない。
       どれがよくてどれが駄目なんて、誰も言えないのだ。
       悲しみにあふれていても、自分の心を慰める方法を、
       自分で見つけるしかないのだし・・・。

     KIMG0417.jpg



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Last Modified : 2021-05-23
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