時を束ねて　リボンをかけて

友達の誕生日は5月15日。
プレゼントは送らないが、毎年おめでとうの言葉は言う。
私は誕生日のお祝いの言葉は、全く要らないのだが、彼女は毎年その言葉を言うだけで喜んでくれる。
たぶんクリスチャンだからだろうか？
そういう記念日はとても大切にする人なのだ。

ゴンのことで、彼女の誕生日はすっかり頭から抜けていて、荼毘が終わってから思い出した。

ゴンのことを説明して、おめでとうを言うのを忘れていたことを正直に話した。

勿論、そんなことでとやかく言う人ではない。
私はかなり義理を欠く人間だから、そういう私に慣れている。
慣れてくれているってありがたいことよ。


今日、彼女からJCBのギフトカード2000円分が届いた。
ゴンの花代として。
聖書の言葉が書いてある、きれいな別封筒に入って、ゴンのために祈ってくれた。
無宗教の私には、こういう言葉はありがたいと思える。

カードのポイントが貯まって、無料で交換したものだから、負担に思わないでほしいと手紙に書いてあった。

前にもJCBのギフトカードをプレゼントされたことがあるが、私だったらせっかくの貯めたポイントは他人に使わないんだけどなあ。

同じB型なのに、彼女のようにマメに気遣いできる人と、私のように全く気遣いしない人間との差は何だろう？と考えてしまった。




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