時を束ねて リボンをかけて

2021-08-10 (Tue) 23:13

「ただ、そばにいるということ」

「生きていて。
 もう死んで。
 そのはざまで。

 ただ、そばにいるということ」


玉置 妙憂 著。

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著者は看護師、僧侶、スピリチュアルケア師・・他、肩書の多い人。
私の苦手なタイプ。(笑)

図書館から借りた本。
内容が私の思っていたものとは違った。
図書館にでさえ長居はしないから、取りあえず借りるという方法で借りてくるが、面白くなかったら途中で断念することはよくあるけれど、この本は読み終えた。


今現在、介護中の人とか、これから介護、あるいは看取りということに向かう人には読んで悪くはないと思う。

著者自身、ご主人を在宅で看取った人で、「いっそのこと死んでくれたら」という思いも持ったし、「絶対死なないで!この人を失いたくない!」という相反する気持ちを持ったことも書いてある。

私自身は、両親の介護は終わっていて、すでに介護中のことは、その時は必死で苦しかったことだったとしても今は忘れている。
忘れっぽい性格が幸いしている。

この本の中で、「自分で自分を満たす方法を30個持とう」と言っている。
キーワードは「自分で」満たせるもの。
友達とランチに行くとか、旦那に何かをしてもらうとかそういうことではなくて、誰かをからまない自分単独の30個。
小さな幸せから、大きな幸せまであるが、「自分を満たす方法」をたくさん用意しておくと、落ち込んだ時とか緊急事態が襲ったときでも、その時々に応じたひとつを選べると著者は言う。
これは案外、すでに実行している人は多いと思うけれど。
30個はなくても。
まあ・・私は昔から単独行動だから、すぐ見つかると思ったら、無の心境になりたいときはひたすら包丁研ぐ!くらいしか思い浮かばなかった。(-_-;)

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Last Modified : 2021-08-11
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