「シリアで猫を救う」
アラー・アルジャリール with ダイアナ・ダーク 著
大塚敦子 訳
2020年10月20日 講談社 発行

コロナ感染がひどくなってきたときに図書館が閉館されるかもと思い、閉館される前に借りてきた。
閉館されたが、おかげで返却期間が延びたので、ゆっくりじっくり読むことができた。
アラー・アルジャリールの猫の保護活動は世界中に知れ渡り、支援する団体が現れ寄付が集まり保護施設を作ることができた。
Yahooニュースで、著者が逮捕されたという記事は読んだ。
現在はどうなっているのだろうか・・。
解放されたのだろうか。

このアレッポで、取材中の日本人ジャーナリストの山本美香さんが政権側民兵の銃弾で亡くなっている。
日本でも大きなニュースになった。
「アラブの春」がシリアにも波及したことによって、シリアは内戦状態に突入するのだが、アサド政権の弾圧に対抗して、デモの参加者が武装するようになり、アサド政権を非難する側と擁護する側と諸外国が介入していく。
反政府側では諸勢力が入り乱れて分裂・統合を繰り返す中で、イスラム過激派の組織がいくつも台頭する。
いまだ終わりのない内戦状態である。
訳者がどうしてもこの本を翻訳して日本の読者に届けたいという気持ちがよくわかる本だった。
この本は猫の保護活動の様子も書かれているが、その内戦の悲惨さに胸が痛くなる。

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Last Modified : 2021-09-05