月曜日の20日、相撲を観終わってニュースを観ているときに、チビがウロウロしだした。それほど気に留めなかったのだが、あちこちに水分が落ちていて、ああ~これは垂れ流しているのだなと分かった。トイレに入った時はすでにもう出し切った後だった。その時は、とうとうそそうをするようになったのか~くらいの気持ちだった。ところが、それを拭いたときに、それが血尿だと気が付いた。血尿?その時はまだ薄かった。で、翌21日朝一...
月曜日の20日、相撲を観終わってニュースを観ているときに、チビがウロウロしだした。
それほど気に留めなかったのだが、あちこちに水分が落ちていて、ああ~これは垂れ流しているのだなと分かった。
トイレに入った時はすでにもう出し切った後だった。
その時は、とうとうそそうをするようになったのか~くらいの気持ちだった。
ところが、それを拭いたときに、それが血尿だと気が付いた。
血尿?
その時はまだ薄かった。
で、翌21日朝一番で病院へ。
体重は2.3キロ。
膀胱炎ということで、止血剤と抗生物質の注射をしてもらい、薬も4日分出してもらった。
入院はしなくていいのですか?と聞いたら、入院なんてストレスになるだけだからと言われた。
心臓が止まっても、脳出血が起きても、それはもう、老衰ということだからと言われたが、心臓に雑音はないと言われた。
そして、ベッドに上がる階段の位置が分からなくなっているため、ベッドは再び解体して、布団は地べた置き。
もうこれからはおしっこは垂れ流しになるだろうと、SS・S・Mの3種類の4枚ずつ入っている猫用のマナーパンツ(正式名はユニ・チャームペットマナーウエア)のお試しサイズをヨドバシで注文。
どれもア〇ゾンの半額以下。
その翌日22日、朝はシーツの上などに血尿が垂れ流して、それでも一時血は止まった。
ところが再びおしっこをするたびに血尿になり、薬を飲ませても効き目がない。
とどいたマナーウエアーはSSでもSでも大丈夫そうだったが、改めて38枚入りのSを注文した。
マナーウエアを探すのにア〇ゾンでもヨドバシでもレビューをすべて読んだ。
私だけではないという思いの辛さで、何度も涙ぐんだ。
23日、祝日でも午前中は開院していると思い込んでいたが、ちょうど病院が休日の木曜だった。
マナーウエアーは嫌がらなかったので、安心した。
バタンと倒れることはもうなくなって、ふらふらしているが、歩けた。
血尿は止まらない。
食事は朝から時間をずらしながら、少しずついつものように液状のものをあたえて美味しそうに食べたが、夕方は口を開かず、チビには初めてシリンジでの強制給仕をした。
再び昨日(24日)病院へ。
体重は2.25キロ。
マナーウエアーは朝、新しいものにしたのに病院に着いたときは真っ赤である。
で、診察台の上で、先生がチビの膀胱をしぼると、またポタポタと大量に流れ出た。
それを、検査へ。
私が血尿ではなく子宮からの出血ではないだろうかと言ったのだが、不妊手術はしてないの?と聞かれ、してあると言ったら、子宮と卵巣は取ってあるはずだから子宮からではないと言われた。
で、いろいろ先生と話している間、検査結果が出た。
がん細胞がみつかった。
先生の見立ては膀胱がん。
この流れているおしっこを見ると大量の血が出ているように見えるけれど、おしっこと混じっているだけだから。
お腹を開ければわかるけれど19歳という年齢を考えると、それは無理だと思うと言われた。
急に膀胱がんになったのではなく、人間と同じでこれは年齢を重ねてくるうちにできたものだろうと言われた。
そのほかにも膀胱の図などで詳しく説明されたが、半分以上は私の頭に入っていなかった。
とにかく止血をしなければということで止血の注射を2本。
そして薬も朝・昼・夕と1日3回に処方された。
食事をするとは思えなかったから、点滴をお願いした。
その間も先生といろいろ話したが、チビはあとどのくらいですか?と聞いた。
まだ大丈夫だと思うと言われたが、食事をしなければ自宅で点滴になると言われた。
点滴になったら1ヶ月ということだった。
病院までの行きも帰りも鳴きもせずにおとなしかった。
これが昨日の夜20時27分の時のチビ。

眼が見えないから、瞳孔が開いているけれど、でも可愛い。
生きているチビの最後の写真になった。
グッタリしていて、前日まではまだよろよろしていても、歩けたし、23日の夜も私の布団に入ってきて一緒に寝たのに。
しかし、昨日、病院から帰って来てからは、寝返りや体をずらすことはできても歩こうとしない。
息をしていないのではないかと思うほど動かないので、何度も確かめた。
21時30分にいきなり吐いた。
水分だけだが。
その時に、前の右足が弛緩したので、これはダメかもしれないと思った。
抱き上げてなだめ、大丈夫だよという言葉を繰りかえした。
眠っているのか、よく分からない状態だったが、21時48分頃から・・ああ・・とも、はあ…とも聞こえる小さな声を発し、すぐにおとなしくなり、それを規則正しく5.6回繰り返し、そして口を開けて発しようとするその瞬間に動きが止まった。
それを見て、すぐにわかった。
心臓が止まったと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・
明日、ペット霊園の予約が取れた。

みんなの元に着いただろうか?
私を残して、最後の猫のチビも逝ってしまった。

ただ眠っているような気がしてならない。
何度も何度もキスをして、何度も何度も体をなでて、ホントに逝ってしまったの?と何度も何度もチビに聞いた。
母ちゃん、なあに?とでも言って起きて寄ってくるような気がしてならない。
吐いた時だけ苦しそうだったが、あとは静かに息を止めてくれた。
病気で逝くことは想定してなかった。
ミケのようにカンのように、老衰で逝ってほしかったから、もっと早く気がついていれば・・何年も前に気づいていれば・・という思いもわいてくる。
現実を受け入れるには時間がかかる。
だって今でも、やっぱり気配があるから。

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それほど気に留めなかったのだが、あちこちに水分が落ちていて、ああ~これは垂れ流しているのだなと分かった。
トイレに入った時はすでにもう出し切った後だった。
その時は、とうとうそそうをするようになったのか~くらいの気持ちだった。
ところが、それを拭いたときに、それが血尿だと気が付いた。
血尿?
その時はまだ薄かった。
で、翌21日朝一番で病院へ。
体重は2.3キロ。
膀胱炎ということで、止血剤と抗生物質の注射をしてもらい、薬も4日分出してもらった。
入院はしなくていいのですか?と聞いたら、入院なんてストレスになるだけだからと言われた。
心臓が止まっても、脳出血が起きても、それはもう、老衰ということだからと言われたが、心臓に雑音はないと言われた。
そして、ベッドに上がる階段の位置が分からなくなっているため、ベッドは再び解体して、布団は地べた置き。
もうこれからはおしっこは垂れ流しになるだろうと、SS・S・Mの3種類の4枚ずつ入っている猫用のマナーパンツ(正式名はユニ・チャームペットマナーウエア)のお試しサイズをヨドバシで注文。
どれもア〇ゾンの半額以下。
その翌日22日、朝はシーツの上などに血尿が垂れ流して、それでも一時血は止まった。
ところが再びおしっこをするたびに血尿になり、薬を飲ませても効き目がない。
とどいたマナーウエアーはSSでもSでも大丈夫そうだったが、改めて38枚入りのSを注文した。
マナーウエアを探すのにア〇ゾンでもヨドバシでもレビューをすべて読んだ。
私だけではないという思いの辛さで、何度も涙ぐんだ。
23日、祝日でも午前中は開院していると思い込んでいたが、ちょうど病院が休日の木曜だった。
マナーウエアーは嫌がらなかったので、安心した。
バタンと倒れることはもうなくなって、ふらふらしているが、歩けた。
血尿は止まらない。
食事は朝から時間をずらしながら、少しずついつものように液状のものをあたえて美味しそうに食べたが、夕方は口を開かず、チビには初めてシリンジでの強制給仕をした。
再び昨日(24日)病院へ。
体重は2.25キロ。
マナーウエアーは朝、新しいものにしたのに病院に着いたときは真っ赤である。
で、診察台の上で、先生がチビの膀胱をしぼると、またポタポタと大量に流れ出た。
それを、検査へ。
私が血尿ではなく子宮からの出血ではないだろうかと言ったのだが、不妊手術はしてないの?と聞かれ、してあると言ったら、子宮と卵巣は取ってあるはずだから子宮からではないと言われた。
で、いろいろ先生と話している間、検査結果が出た。
がん細胞がみつかった。
先生の見立ては膀胱がん。
この流れているおしっこを見ると大量の血が出ているように見えるけれど、おしっこと混じっているだけだから。
お腹を開ければわかるけれど19歳という年齢を考えると、それは無理だと思うと言われた。
急に膀胱がんになったのではなく、人間と同じでこれは年齢を重ねてくるうちにできたものだろうと言われた。
そのほかにも膀胱の図などで詳しく説明されたが、半分以上は私の頭に入っていなかった。
とにかく止血をしなければということで止血の注射を2本。
そして薬も朝・昼・夕と1日3回に処方された。
食事をするとは思えなかったから、点滴をお願いした。
その間も先生といろいろ話したが、チビはあとどのくらいですか?と聞いた。
まだ大丈夫だと思うと言われたが、食事をしなければ自宅で点滴になると言われた。
点滴になったら1ヶ月ということだった。
病院までの行きも帰りも鳴きもせずにおとなしかった。
これが昨日の夜20時27分の時のチビ。

眼が見えないから、瞳孔が開いているけれど、でも可愛い。
生きているチビの最後の写真になった。
グッタリしていて、前日まではまだよろよろしていても、歩けたし、23日の夜も私の布団に入ってきて一緒に寝たのに。
しかし、昨日、病院から帰って来てからは、寝返りや体をずらすことはできても歩こうとしない。
息をしていないのではないかと思うほど動かないので、何度も確かめた。
21時30分にいきなり吐いた。
水分だけだが。
その時に、前の右足が弛緩したので、これはダメかもしれないと思った。
抱き上げてなだめ、大丈夫だよという言葉を繰りかえした。
眠っているのか、よく分からない状態だったが、21時48分頃から・・ああ・・とも、はあ…とも聞こえる小さな声を発し、すぐにおとなしくなり、それを規則正しく5.6回繰り返し、そして口を開けて発しようとするその瞬間に動きが止まった。
それを見て、すぐにわかった。
心臓が止まったと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・
明日、ペット霊園の予約が取れた。

みんなの元に着いただろうか?
私を残して、最後の猫のチビも逝ってしまった。

ただ眠っているような気がしてならない。
何度も何度もキスをして、何度も何度も体をなでて、ホントに逝ってしまったの?と何度も何度もチビに聞いた。
母ちゃん、なあに?とでも言って起きて寄ってくるような気がしてならない。
吐いた時だけ苦しそうだったが、あとは静かに息を止めてくれた。
病気で逝くことは想定してなかった。
ミケのようにカンのように、老衰で逝ってほしかったから、もっと早く気がついていれば・・何年も前に気づいていれば・・という思いもわいてくる。
現実を受け入れるには時間がかかる。
だって今でも、やっぱり気配があるから。

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